ryuchellさんとpecoさんの離婚と同居に感じる強烈な違和感と不平等感の正体とは
「りゅうちぇる」から改名したタレントのryuchellさんと、「ぺこ」から改名した妻でモデルのpecoさんが離婚し、『新しい家族の形』として、家族3人で同居するそうです。
最近はメディアの露出も以前ほど多くなくなったふたりですが、この離婚のニュースは多くの人に読まれ、注目されています。
どうしてでしょうか?
それは、多くの人がこの離婚の発表や、離婚に至る内容に違和感を感じているからだと思うのです。
離婚に関するryuchellさんの言い分とpecoさんの思い
ryuchellさんの言い分はこうです。
端的に言うと、「結婚して夫となり父となったことで“夫らしく生きないといけない”と思ったが、それは“本当の自分ではない”ので生きていくのが辛く、このままでは自分がダメいなる」ということですね。
一方のpecoさんは、インスタグラムにこのように書かれたそうです。
強烈な違和感と不平等感の正体を考察すると…
違和感と不平等感を感じる理由は、いくつかあります。
・夫婦関係を解消する理由が自分ファーストに感じられること
夫として男として子どもの父となったけれど、夫として男として生活するのがつらいから離婚。
でもpecoさんは人生のパートナーで、子どもの親としても同居はする。
離婚すれば、他のだれと交際しようが、不倫ではなくなります。
ryuchellさんに都合が良すぎて、傍から見ると自分ファーストに感じられるのではないでしょうか。
・妻には離婚意外に選択肢がなかったと感じられること
pecoさんは、「生きていくことさえ辛いと思ってしまう瞬間があった」というryuchellさんの言葉に寄り添い、「おじいちゃんになるまでひとりで抱え込み続けていたらと思うとほんとうに怖い」と心配し、「生きて、勇気を振り絞ってわたしに打ち明けてくれたことに、ありがとうの気持ちでいっぱい」と安堵していらっしゃいます。
優しく、愛情深い人なのでしょう。
そんな愛情深い人だから、いえ、どんな人でも、離婚の話し合いで「生きていくことさえ辛い」と相手側から言われたら、応じるしかないのではないかと思うのです。
生死に関する言葉は、それだけ“力を持った”言葉なのです。
pecoさんには離婚を受け入れるしか選択肢がなかったと考えられます。
・本当に家族(子ども)を守りたかったら、理由は詳細に公表しないで離婚すべきだったこと
お子さんは4歳とのこと。これから小学生になり中学生になり、離婚について理解できる年齢になるわけです。
そのとき、自分の親の離婚理由を自分の家族意外の人間が知っているとしたら…。
人によるのかもしれませんが、複雑な感情を抱くことがあるかもしれませんね。
実際、子どもは別居した親に会いたいものなのか
pecoさんが離婚後に同居を続けるのはお子さんのためかもしれないな、と推測しますが、実際に子どもは、どれぐらいの頻度で別居した親に会いたいと思うのでしょうか?
未成年時に親の別居・離婚を経験した子に対する調査(法務省HPからのリンク)
によると、父母の別居の直後、別居親とどれぐらいの頻度で会いたいと思ったかという問いに対して「覚えていない」が最も多く、23.8%。
「全く会いたくなかった」が20.1%で続き、「気が向いたときに合えればいいと思った」が17.9%。
「毎日会いたかった」と答えたのは7%でした。
「新しい形の家族」なんてない! もともと人や家族は多様性そのものなのだから
ryuchellさんは自身のインスタグラムで、pecoさんと「新しい形の家族」となることを報告されました。
ただ、家族に『決まった形』なんてあるのでしょうか?
10の家族があれば10の家族の形が、100の家族があれば100の家族の形があるのではないでしょうか?
それが多様性なのでは?
「多様な生き方を呼びかけてきた」とおっしゃるryuchellさんが、人はみんな多様であることに気づけたら、pecoさんと築かれているご家族の在り方も変わっていたかもしれませんね。