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【京都市左京区】予約必須!伏見稲荷大社御用達の持ち帰り寿司専門店で月1回のみ販売。レアなちらし寿司

みやこ地域クリエイター/ライター(京都市)

京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。皆さまは「助六寿司」をご存じですか?スーパーなどでも販売されているので、知っている方は多いと思います。それにしても、助六寿司って変わった名前だと思いませんか?助六寿司の由来は、歌舞伎の演目の一つ「助六所縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」と言われています。主人公の名前が「助六」、その愛人である吉原の花魁が「揚巻」という名前だった事から、揚げをいなり寿司、巻きを巻寿司になぞらえて、この二つを詰め合わせたものを「助六寿司」と呼ばれるようになったそうです。さて、今回は伏見稲荷大社御用達の助六寿司専門店が月に1回のみ販売されているちらし寿司のご紹介です。

京阪電鉄「出町柳駅」から徒歩7分、阿闍梨餅本舗満月本店の向かいの道を少し入ったところにある『万里小路 中村屋』。外観は普通の家にしか見えないため少し入りづらく感じられます。

中もお店だと感じられない雰囲気のため、初めて訪れる際には少し戸惑ってしまいますが、こちらで商品の受け取りや支払いをします。こちらで販売されている助六寿司は前日までの予約が必要です。予約なしでは購入できませんのでご注意ください。

月に1回のみ販売(1月2月は販売されません)されている「ちらし寿司」(1人前折1,000円(税込))を購入しました。11月11日や12月12日など、月と日にちが同じ数字になる日のみ販売されるレアなちらし寿司。こちらは3日前までの予約が必要です。

具材は「椎茸」「蓮根」「山椒」「錦糸卵」「生姜」「おあげ」「きぬさや」と昔ながらのシンプルなものばかり、海鮮などが入っていない分、派手さはありませんが正に王道といった風格さえ感じます。

酸っぱ過ぎず少し甘みを感じるシャリは、米粒一つひとつが口の中で簡単にほぐれます。錦糸卵もほのかな甘みがあり、全体として非常に良くバランスがとれています。京都らしい優しい味わいは、京都以外の人にもぜひ食べてもらいたいおいしさです。

ちらし寿司は月に1回しか販売されていませんが、一度食べると毎月食べたくなるほどおいしく、来月が来るのが待ち遠しくなります。次は12月12日に販売されますので、気になる方はぜひ予約してくださいね。

万里小路 中村屋
〒606-8202
京都市左京区田中大堰町145
電話番号:075-781-4048
営業時間:10:00~17:00

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地域クリエイター/ライター(京都市)

京都生まれ京都育ち、生粋の京都人です。京都愛が溢れすぎて地域クリエイターになりました。有名な観光地からマニアックなスポット、普段使いのお店からインスタ映えスポットまで、色んな京都の魅力を発信していきます。youtubeやInstagramでは京都の動画配信をしています。

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