【予約困難】ひとり泊で2食付1万円以下!湯野上温泉ぬくもりのいろり宿 いなりやが神宿すぎた
温泉ジャーナリストの植竹深雪です。
限られた時間とお金を使ってのひとり温泉旅。
やはり失敗は避けたいし、できれば大満足なものにしたいですよね。
私はこれまでの宿泊経験から、宿側の「もてなす気持ち」が強いか否かが明確にわかります。その基準とは、何なのでしょうか。
・マニュアル通りなおもてなしではないこと
・お客さんの年齢層が、宿側のイメージする年齢層とうまくマッチしていること
・宿側がSNSや公式サイトを頻繁に更新しているところ
・ご主人や女将さんをはじめ、従業員の人柄のよさが強く感じられるところ
出かける前は、特に三つ目をよく確認してみてください。SNSや公式サイトをこまめに更新しているところは、行く前から宿の様子やイメージが伝わるし、おもてなしを感じます。そこで好印象だと、宿泊日を迎えるのが一層楽しみになりますよね。
え、もっと安くなるんですか!?
福島県下郷町、湯野上温泉にある「ぬくもりのいろり宿 民宿 いなりや」。
ここは、クチコミもかなり高評価で予約困難な湯宿ですが、実際に泊まってみて人気も納得。心身がとても温まるひとときを過ごすことができました。
まず、宿スタッフの人柄のよさが随所に見られます。
私が宿泊した時期は、下郷町の観光公社が期間限定で、宿泊料金の一部を下郷町が負担してくれるキャンペーンを行なっていましたが、私は旅行サイトから予約をしたのでキャンペーンの存在を知りませんでした。しかし、なんとわざわざ電話でキャンペーンを教えていただき、割引を適用していただいたのです。
もともとひとりで宿泊しても8000円台(*宿泊時)とリーズナブル。とはいえ、少しでもお得に泊まれるのはありがたく、連絡してくださったのはとてもうれしかったです。
(*値段は変動しています。この値段は2024年10月時点のもの)
ちなみに、夕食が驚異的なボリュームなのも、この湯宿の特徴の一つ。
特に、天ぷらのボリュームがハンパない!揚げたての天ぷらを口に運んでいたら、
若旦那がニコニコしながら、
「名物の天ぷらは、ノリでたくさん作っているだけだから、無理しないでね」と。
どうやら過去に完食したのは私が宿泊した2021年頃の時点で4人しかいなかったようで、食事を残すことへの罪悪感を持たせないようにする若旦那の神対応に感激しました。
丁寧なおもてなしは心に響くもので、そういう宿を積極的に選びたいですね。
この記事は、2024年12月13日に発売された自著 おとな「ひとり温泉旅」のススメ(外部リンク 三笠書房)から抜粋、転載しています。
湯のよさをしみじみ実感する素朴な温泉からハイクラスな湯宿の温泉まで、温泉を幅広くご紹介しています。よかったらフォローをぜひお願いします。また下のアクションボタンを押してもらえると、かなり励みになります。