「赤いサイロ」メルカリで定価の5倍に カーリング女子「もぐもぐ」効果
平昌五輪カーリング女子日本代表が、試合中の“もぐもぐタイム”に食べていた北海道北見市の銘菓「赤いサイロ」が話題になっっている。製造元には注文が殺到し、店頭でも品薄に。公式通販サイトでの受注も停止された。
品薄を受け、「メルカリ」で価格が急騰。22日現在、定価の約4~5倍もの高値で取引されている。
赤いサイロは、北見市の老舗菓子メーカー「清月」の商品。北海道産の牛乳、バター、小麦、練乳、卵を使ったチーズケーキだ。
カーリング女子日本代表が、17日のOAR戦のハーフタイム、いわゆる“もぐもぐタイム”に、「赤いサイロ」を選手が食べている様子が、テレビ番組やネットニュースで取り上げられるなどして話題に。清月の店頭では品薄になり、21日には午後2時で本店の商品が売り切れたと日刊スポーツは伝えている。公式通販サイトにも注文が殺到して3カ月待ちになったため、21日に受注をいったんストップした。
赤いサイロは「メルカリ」にも出品され、価格が高騰している。地域限定商品かつ現地でも品薄になったこと、話題が拡大し続けていることなどから、22日以降、価格が急騰した。
メルカリでは22日、定価840円の5個入りが4500円、定価2050円の12個入りが8000円で取引されるなど、定価の4~5倍での取引も。「ヤフオク」では12個入り1箱を6000円で入札スタートする出品が2つあり、それぞれ既に入札がある。
メダルラッシュで盛り上がる平昌五輪は、関連グッズに特需をもたらし、転売も盛んになっている。メルカリでは、男子フィギュアスケートで羽生結弦選手が金メダルを獲得したことを伝える号外が高値で転売されていたほか、メダリストの記念切手の転売も目立った。