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【富田林市】新興住宅地金剛にもお地蔵様が!金剛連絡所前に鎮座する金剛母子延命地蔵をご紹介。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

富田林市も含めた古い街道沿い、特に東高野街道を歩いていると、地蔵菩薩の姿をよく見ます。いろんなお供えがされてあって、地域の人に大切にされているのがわかりますね。

しかし、意外にも古い街道とは真逆的な、新興住宅地の金剛にも地蔵菩薩が安置されていました。それは金剛連絡所前にある、金剛母子延命寺地蔵です。

金剛連絡所の前には、富田林駅からのレインボーバスのバス停があります。この近くには、金剛バルが行われた金剛中央公園や金剛ショッピングセンターもあり、人の往来の多いところ。

そんな一角に、住宅地とは思えない地蔵堂があるのですから、とても不思議に思いました。

しかし、よく考えてみると、人が住んでいるところにはその人たちの心のよりどころが必要なわけですから、新興住宅地であったとしても、地蔵菩薩を安置すること自体、不思議でも何でもないわけです。

ということで、地蔵菩薩の安置している地蔵堂の前に来ました。母子延命地蔵尊とありますね。

地蔵堂は地域の方々の集会所のようになっているところが多いですが、ここにもベンチが置いてあって、みんなが集まれるようになっています。また夏の地蔵盆も盛大に行われているそうです。

延命地蔵を調べてみると、いくつかある地蔵菩薩の働きの中でも、寿命を延ばして福や利(益)を与える部分を強調している呼び方なのだそうです。

特に新しく生まれた子供を守り、子供の寿命を延ばすそうで、短命や若死にを逃れるための信仰とのこと。母親にとって、生まれてくる子供に長生きしてほしい願いが込められているわけですね。

地蔵様の前に来ました。顔が隠れていますが、あまり近づきすぎるのもよくないのでこの位置で撮影します。

黄色いのぼりは奉納されたものです。

左側にはお賽銭を入れる筒のような箱がありました。

参拝の後、ふと横を見ると、猫がいました。確か先ほどまでお堂の前に座っていましたね。母子延命地蔵菩薩の使いとまでは言いませんが、地蔵堂を守っている存在のように思いました。

金剛母子延命地蔵
住所:大阪府富田林市寺池台1丁目9
アクセス:南海金剛駅から徒歩12分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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