筆者はゴルフを始めて4年になる。70台も出せるようになり、今春初めて試合(アマチュアゴルファーズ選手権)に挑戦した。今回は初めての試合挑戦で感じた、ゴルフ上達のために必要不可欠なことについて話したい。以下の動画も合わせて視聴してほしい。

ゴルフには3つの力がある

これが私が初めての試合で感じた1番のことである。スポーツではよく聞く言葉だが、ゴルフにおいてはより一層その言葉の重さを感じる。

しかし、世間一般的にはゴルフの実力というと「技」の部分のみを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。

• 球を遠くに飛ばす技術
• 球を曲げない(もしくは意図的に曲げる)技術
• 球を寄せる(距離と方向をコントロールする)技術

巷のレッスン動画などでも、目にする内容の多くがこれらのものである。反対に「心」や「体」に関するレッスンを見かけることはほとんどない。

どれだけ「技」を身に付けても、それに見合った「心」と「体」がないと、その「技」を存分に発揮することはできないのだ。

現代のスポーツでは如何に「体」を鍛えるかが重要

現代のスポーツ科学では「トレーニング」の重要性が増している。

実際にPGA選手などはトレーナーの元、緻密でハードなトレーニングを日々行なっている。その代表例がブライソン・デシャンボーだろう。2019-2020のオフシーズンに、トレーニングによって一回り以上体を大きくした結果飛距離が大幅に伸び、現在ではPGAのドライビングディスタンス部門で圧倒的な成績を残している。

筆者も昨年から本格的にトレーニングを開始し、ドライバーの飛距離が300ヤードを超えるようになった。筆者はレッスンなどには通っておらず、ここ数年大きくスイングを変えたこともないが、毎日30分ほどのトレーニングで飛距離は大幅に伸びた。また体幹や下半身が強化されたことで、コントロール能力も上がり、それがスコアの向上にも直結している。

「技」と「体」を操るのは「心」

筆者は初めて試合に出場するにあたり、「技」と「体」を存分に磨いてきた。毎日30分のトレーニングとストレッチ、そして毎日2時間以上のゴルフ練習、これらを1年以上続けた結果ゴルフのスコアは格段に良くなった。

実際初めての試合でも、鍛え上げられた「技」と「体」で前半を37という高スコアで折り返した。

しかし、優勝争いがかかった終盤5ホールで、今までに感じたことのないプレッシャーから大崩れしてしまった。まさに「心」が「技」と「体」に追い付いていない状態に陥ってしまったのだ。

「心」が動揺してしまい、鍛え上げた「体」が上手く操れない。「体」が操れないが故に、磨き上げた「技」が発揮できない。

今までに経験したことのない状態であった。“心ここに在らず”とはまさにこのこと。こうなってしまっては、もはやどうすることもできない。

「心」はどう鍛えるのか

筆者は「技」と「体」ばかりを鍛えることに専念し、「心」を磨くことを完全に放置してしまっていた。

では「心」はどうすれば鍛える事が出来るのか。筆者は経験値が大切だと考える。

「技」と「体」と違って「心」は成長を数字などの明確な指標で表す事が難しい。また鍛えると言っても、一般的に必ず有効な方法がある訳でもない。

スポーツにおいて「心」を鍛えるためには、沢山のことを経験する他ないのである。プレッシャーを感じてそれを乗り越えることで、また「心」が1つ強くなる。場数を踏むことの大切さを初めての試合で感じる事ができた。

皆さんにも是非、この3つをそれぞれに意識して鍛え上げ、更に強いゴルファーになって欲しい。

下記のリンクの動画では、筆者が初めての試合に挑戦し、この「心」を鍛えることの大切さに気付いた話をより詳しく話している。こちらの動画も合わせてチェックしてみると、より「心」の重要性が伝わるのではないだろうか。

※参考動画(YouTube：AKI GOLF -アキゴルフ-)

＜関連記事＞本気でゴルフが上手くなりたい人は競技ゴルフに挑戦すべき！

※毎日ゴルフレッスン記事を配信しています。
是非ともフォロー・いいねをお願いします！
レッスン記事一覧はこちらからご覧下さい！