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JRA騎手の角田大河さん逝去 デビュー3年目、若手のホープだった #専門家のまとめ

花岡貴子ライター、脚本&漫画原作、競馬評論家
角田大河騎手のご冥福をお祈り申し上げます(写真/kim)

 10日、JRAは角田大河騎手が死亡していたことを発表した。

 角田大河騎手は2022年にJRAの騎手免許を取得。同年3月5日、阪神1レースでメイショウソウゲツに騎乗し初騎乗初勝利をおさめた。JRAでの通算成績は1593戦90勝。2023年毎日杯(GIII)、シーズンリッチで重賞初制覇。今年は18勝をあげ、勝負強い減量騎手として人気を集めていた。

ココがポイント

▼角田大河騎手が逝去。成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞も受賞する若手のホープだった

21歳の角田大河騎手が死去、JRA発表 1日夜車で函館競馬場へ侵入し芝コース損傷(日刊スポーツ)

▼2023年毎日杯(GIII) 優勝したシーズンリッチと角田大河騎手は人馬ともに重賞初勝利だった

▼トップスピードに入るのが速いシーズンリッチの個性を生かし、直線で一気に馬群を割って抜け出す鮮やかな騎乗だった

【毎日杯】シーズンリッチ、2年目の角田大河騎手ともに重賞初勝利「馬の根性に感謝しています。いい時に乗せていただきました」(スポーツ報知)

▼実父で元騎手の角田晃一調教師が悲痛の中でコメント「大河は多くの皆さまに支えられ、応援していただきました」

角田大河騎手死去に、父・晃一師悲痛「夢をかなえ騎手人生がスタートしたばかり…残念」(スポニチアネックス)

エキスパートの補足・見解

 角田大河騎手は一度決めるとやり抜く性格で負けず嫌い。「できないことがあると、できるまでやり続ける」のが角田大河騎手の長所だった。若手の中でも思い切りがよく評判が良く、乗鞍も多く、事件直後の8月3日、4日は土日で14鞍の騎乗が予定されていた。GI制覇の夢に向けて、一歩一歩進んでおり、本当に”これから”の騎手だった。

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ライター、脚本&漫画原作、競馬評論家

競馬の主役は競走馬ですが、彼らは言葉を話せない。だからこそ、競走馬の知られぬ努力、ふと見せる優しさ、そして並外れた心身の強靭さなどの素晴らしさを伝えてたいです。ディープインパクト、ブエナビスタ、アグネスタキオン等数々の名馬に密着。栗東・美浦トレセン、海外等にいます。競艇・オートレースも含めた執筆歴:Number/夕刊フジ/週刊競馬ブック等。ライターの前職は汎用機SEだった縁で「Evernoteを使いこなす」等IT単行本を執筆。創作はドラマ脚本「史上最悪のデート(NTV)」、漫画原作「おっぱいジョッキー(PN:チャーリー☆正)」等も書くマルチライター。グッズのデザインやプロデュースもしてます。

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