【入間市】発案者はなんと小学生!! お茶屋さんの店頭でゲットできる「お茶屋さんカード」って知ってる?
冬が近づき、温かい地元の銘茶を頂きながら一息つきたくなる時季になりましたね。筆者は今年(2024年)に入ってお茶屋さんに伺う機会が増えたのですが、皆さんはどうでしょう?
筆者は、お茶屋さんの店先で不思議なカードを見つけたんですよ。それが、こちらの「お茶屋さんカード」です。
カードが置いてあった池乃屋園さんや坂本園さんに伺うと、どうやら「オチャカプロジェクト」という名前で活動されている市民の方が作って下さっているとのこと。
確かに、近頃はカード集めを趣味にされている方を多く見かけます。
コンビニエンスストアなどでも手に入れられるトレーディングカードをはじめ、観光がてらに集めることができるダムカードやマンホールカードなども人気ですよね。
お茶屋さんカードはそんなタイプのカードのようにも見えますよ。一体このカードはどんなカードなのでしょう? さっそく筆者は、この「お茶屋さんカード」を作成しているオチャカプロジェクトさんを取材してみましたよ。
オチャカプロジェクトさんによりますと、お茶屋さんカードは2024年12月30日現在、入間市内やお隣りの瑞穂町にある11軒のお茶屋さんで配布されているんですって。
中には年内で閉店してしまう老舗のお茶屋さん「當摩本店」さんのカードもありますよ。これは、かなり貴重なカードとなりそうです。
カードの表面はお茶屋さんの屋号と共にお店の外観の写真。
裏面にはお茶屋さんの所在地や特徴、自慢の推し茶などが詳しく書かれています。お茶屋さんたちがポーズを決めた写真があるのですが、よく見てみると「グー・チョキ・パー」を出しています(笑)。
このカードでじゃんけん対決ができるわけですね! これは子どもたちにも人気が出そうじゃないですか?
オチャカプロジェクトさんにお茶屋さんカードの成り立ちをお聞きすると、入間市内に住む小学生の女の子の「狭山茶をテーマにした夏休みの自由研究」から生まれたカードであることが分かりました。
女の子は狭山茶を深く知るうえでお茶屋さんへのインタビューが必要となり、いろいろなお茶屋さんに訪問したそう。
いつも優しく迎え入れ、楽しいお話をしてくれるお茶屋さんたちが大好きになり、いつしか「狭山茶やお茶屋さんの魅力をたくさんの人に知ってほしい!」と思うようになったんですって。
そこで「今流行りのカードを作れば、お茶に関心がない人もコレクションをしてくれるのでは?」「カードを集める楽しさから、お茶屋さんに足を運んでもらえるようになるかもしれない!」とオチャカプロジェクトさんに相談。
オチャカプロジェクトさんは女の子の熱意に感動し、お茶カードの作成に至ったそうなんです。
最近では女の子の取り組みに賛同した狭山茶好きの子どもたちが集まって、カードの普及活動のために地元のお茶屋さんの取材をしているんですって。子どもたちの行動力は素晴らしいですね。
オチャカプロジェクトさんは「子どもたちの活動が実を結びはじめ、ありがたいことに近隣地域のお茶屋さんからもDMでお問い合わせがくるようになったんです。私も子どもたちと一緒にお茶屋さんカードを広める活動をしていきますので、応援よろしくお願いします!」と、笑顔で仰っていましたよ。
ぜひ皆さんもお茶屋さんを巡りながら、地元の小学生が熱い気持ちを込めて発案した「お茶屋さんカード」をゲットしてみてくださいね。
▼池乃屋園▼
住所:入間市西三ツ木59
電話:04-2936-0639
営業時間:9:00~18:00
店休日:日曜日・祝日 ※4.5.12月は無休
▼坂本園▼
住所:入間市寺竹745-1
電話:04-2936-0732
営業時間:9:00~18:00
店休日:火曜日
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