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【プレミア12】韓国、台湾に完敗 投打ともに振るわず今大会初黒星

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
韓国は台湾に完敗。スコアボードに0が並んだ(写真:ストライク・ゾーン)

プレミア12のスーパーラウンド2日目、韓国はZOZOマリンで台湾と対戦し7-0で完敗した。

韓国の先発キム・グァンヒョン(SK)は初回のピンチを切り抜けるも、2回表、2死二塁で9番ガオ・ユージェに左中間への二塁打で先制点を与える。

打順が1番に戻るとフー・ジンロンがレフトにタイムリーを放ち2-0とした。

台湾は4回にもタイムリーで1点を追加。この日のキム・グァンヒョンはボールが高めに浮き、台湾の打者に早いカウントから攻略され、3回1/3を投げて被安打8、失点3で降板した。

台湾は7回に韓国の4番手ウォン・ジョンヒョンから5番のチェン・ジュンシウが左中間に3ランを放り込み6-0とワンサイドリード。9回にも1点を追加した。

一方の韓国打線は台湾の先発ジャン・イー(張奕、オリックス)に対し、1回裏、四球とヒット、ボークで1死二、三塁のチャンスを作るも得点ならず。以後、チャンスらしいチャンスなく、ジャン・イーに抑えられた。

ジャン・イーは6回2/3を投げ、散発の被安打4、韓国打線を0点に抑えた。

試合後、韓国のキム・ギョンムン監督は「今日は重要なゲームだったが相手のすべてに負けた試合だった。毎試合は勝てないので早く忘れて残り2試合、次のメキシコ戦でベストを尽くしたい」と話した。

また先発のキム・グァンヒョンは「言い訳はできない。今年最悪のピッチングだった。台湾のバッターはストレートにタイミングが合っていて、変化球への対応も良かった」と登板を振り返った。

中4日で登板のキム・グァンヒョンはこの日の球威について「今シーズンたくさんのイニングを投げたので力が落ちているのは事実だ。きょうの試合を教訓に次に向けてコンディションを整えたい」と話した。

韓国はこの敗戦でオープニングラウンドから持ち越した成績を含めて2勝1敗とし日本と並んで2位。メキシコが3勝0敗で1位に立っている。

韓国は13、14日と試合がなく、15日に東京ドームでメキシコと対戦する。

◇11月12日(火)の結果

・プレミア12 スーパーラウンド

 メキシコ 3- 0 オーストラリア(東京ドーム)

 勝:エドゥアルド・ベラ

 敗:ジョシュア・ガイヤー

 韓国 0- 7 台湾(ZOZOマリン)

 勝:ジャン・イー

 敗:キム グァンヒョン

 日本 3- 4 アメリカ(東京ドーム)

 勝:クレイトン・リチャード

 敗:高橋 礼

(関連項目)プレミア12 日程と結果 韓国代表選手一覧

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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