Yahoo!ニュース

博多駅地下街に佇む創業57年の老舗の豚骨ラーメン店《朝のチャーシューメンと名物のチャンポンが人気》

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺
名物の「チャンポン」

九州の玄関口「JR博多駅」を擁するエリア、福岡県福岡市博多区の博多中央街。1967年(昭和42年)の創業で57目年という歴史と伝統のある老舗の博多豚骨ラーメン店。博多駅地下街に昔からあり、有名グルメ漫画「クッキングパパ」にも登場したこともある地元の日常を長年支えてきた有名なお店〈名代ラーメン亭博多駅地下街店〉。店舗のガラス窓や室内には〈名代ラーメン亭〉が登場した当時の漫画のカットや小説がもとになった映画のワンシーンなどが今もパネルにまとめられて掲出されている。

ひと昔前までは、福岡市の中心地の「天神」や長浜ラーメンの発祥地の「長浜」、福岡市の副都市となる南区の「大橋」の西鉄大橋駅にも長らく店舗をかまえてきた福岡市内では多くの人が見知ったお店だった。そのお店の人気メニューの一つで名物の「チャンポン」は、自身もkなりハマった時期があって、天神のファッションビル「天神ビブレ」の地下のあったお店には「チャンポン」を求めてたびたび訪れていた。天神地区や大橋駅の再開発の影響もあり、今現在の店舗は〈名代ラーメン亭 博多駅地下街店〉の1店舗のみ。昭和の香りを残す昔ながらの懐かしい味わいの豚骨ラーメンとともに、あの頃のノスタルジックな雰囲気を今も感じられるお店だ。

過去の自身の中の福岡3大チャンポン店

ラーメンと同様チャンポンも例外なく、その好みは人それぞれ。自身の好みと同時に今現在ではなく、昔からの「日常食」として定期的に通っていたお店という括りでのお話し。福岡市内のチャンポンを提供するお店でココ30年ほどの間(途中切れることなく)ずっと飽きずに食べ続けてきたチャンポンは3つ。一つ目は福岡市中央区平尾の「味のかつえだ」。二つ目は福岡市中央区薬院の「長崎亭薬院店」。そして三つ目が天神ビブレの地下1階にあった「名代ラーメン亭天神店」だった。2020年に天神ビックバンという天神の再開発プロジェクトの影響で閉店してしまったお店だ。

安くて旨い程よいボリューム感のチャンポン

今はもう、思い出の「天神店」のチャンポンを食べることができないけれど、唯一その頃の味を思い起こすことができる場所は〈名代ラーメン亭 博多駅地下街店〉のみ。当時600円くらいでいただけた安くて旨い程よいボリューム感のある天神店のチャンポン。閉店後は「名代のチャンポン」のその味を求めることはあまりなくなっていた。

この日、訪れたのは10時半を若干過ぎた時間帯。残念ながら朝9時から10時半までのモーニングサービスの「チャーシューメン」はすでに終了していたので、久しぶりに「名代のチャンポン」を食べようと決め暖簾をくぐった。

店内はほぼ満席でモーニングサービスを求めて訪れた先客たちが大半でさすがの人気ぶり。逆に10時半からは通常のメニューもOKになるので自身も含めて後客の幾人かは名物の「チャンポン」を注文。

カウンター席で待つこと少々、配膳された一杯は程よいボリューム感ながら野菜補給にも最適解なひと品。スープは豚骨ベースの昔懐かしい素朴な味わいながら、具材の旨みと炒めた時の香ばしさも加わるまろやかでコク深いスープ。

モチモチ食感のチャンポン麺もしっかりとスープの旨みを吸収するまで煮込まれていて最高の一杯に。ごちそうさまでした。

ちなみに「名代のチャンポン」の見た目の特徴は「茹で玉子」。以前通っていた「天神店」では丼の底に沈められていて、それを見つけるたびにちょっとお得な気分になれていたけど〈名代ラーメン亭 博多駅地下街店〉ではアイコン的に盛り付けされている。

2024年12月1日より価格改定で値上げに

3ヵ月ぶりに訪れた今回。ココ〈名代ラーメン亭〉にも値上げの波が届いていた。ラーメン550円→580円、チャンポン700円→720円、チャーシューメン650円→680円など、ほとんどの商品やセットメニューが値上げされていた。そんな中、朝9時から10時30分までのモーニングサービスチャーシューメンは、煮玉子丸ごと1個付きで据え置きの「550円」のままのようですね(ありがとうございます)。ぜひ機会がありましたらモーニングサービスチャーシューメンもご賞味ください。

朝限定の「モーニングサービスチャーシューメン」
朝限定の「モーニングサービスチャーシューメン」


名代ラーメン亭 博多駅地下街店

住所  :福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1地下1F [地図
    :博多駅地下街[フロアマップ]

営業時間:09時00分~20時30分
定休日 :無休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

RAMEN ANTENNAの最近の記事