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【岸和田市】岸和田市制100年岸和田祭特別曳行を終え、まちは一気にだんじり祭り本番ムードへ

Rainbowmommyライター・デザイナー(岸和田市)

2023年9月3日(日)、岸和田、春木地区にて岸和田市の市政100周年を祝う特別曳行と第一回試験曳きが開催されました。

岸和田旧市22町のだんじりが一堂に堺阪南線に並ぶという、通常の曳行では決してみる事の出来ない風景に、岸和田市民だけでなく多くの近隣市の方の注目を浴びた大きなイベントでした。

岸和田城からだんじり会館を過ぎた先まで、ずらりと2列に並ぶだんじりの様子は、テレビのニュース映像などでも伝わる位圧巻で、今後生きている間にこのような風景はみる事が出来ないだろうと思うと、少し特別な感情が湧き上がってきた方も多いはず。

鮮やかな青空の下、とても印象的な風景でした。

岸和田市制100年記念特別曳行の後は、第一回試験曳きが行われました。

夏の気配の色濃く残る猛暑の中、岸和田のまちを勇壮に駆け巡るだんじり。

岸和田だんじり祭りは、豪快なやりまわしや

だんじりの屋根で跳躍しながら踊る花形である「大工方」などが有名ですが

それ以外にも個人的におすすめな見どころがあります。

それは

各町、美しく個性的に趣向を凝らした様々な「纏 まとい」や

町紋の入った「旗」、

「うちわ」など。

「纏」は、歴史的な「いわれ」があって、その「形」になっているものなどもあり、ルーツを調べるのもなかなか楽しいものです。

例えば上の「纏」は、古い町並みが残る紀州街道沿いに位置する本町のもの。モチーフは岡部公より拝領したと伝えられる唐人笠兜(かさかぶと)。 岡部家は朝鮮通信使の接待役を数度務めており、城下で最も栄えていた本町は、藩主の役目に何らかの貢献があり、その恩賞として頂いたものと推測されるそうです。

“ 岸和田市 本町だんじり紹介より一部引用 ”

などなど、ルーツを知ると岸和田城とその時代背景など、歴史の理解が深まるという驚きの事実も。

岸和田市および泉州地域の大人も子どもも、こちらの「纏」を遠目から見て、次は「〇〇町」が来るで!と叫ぶ様子は、見事の一言。

個性豊かな纏を見て、是非とも町名あてクイズなどをしていただきたい。そして、その美しさにほれぼれして頂きたい。

そして、忘れてはいけないものがもう1つ。

様々な歴史的名場面を細密な彫り物で再現した、だんじりの「彫り物」。

こちらは大北町の「升合 ますあい」と呼ばれる、屋根のすぐ下の中央部分のもの。

大北町の彫物は「賤ヶ岳の戦い」で活躍した、加藤清正、福島正則、加藤嘉明、平野長泰、脇坂安治、糟屋武則、片桐且元の、七人の武将を表した「賤ヶ嶽七本槍」で統一され、見送り越前北之庄落城は他に類を見ないほどの出来との声が高い彫り物です。

そのほかの町の彫り物も、様々な合戦のようすや、物語が細密に彫りおこされていて、それはもう見事な伝統工芸の芸術品の一種です。

勇壮に「まちなか」を疾走し、曲がる時に華麗にきめる「やりまわし」が有名なだんじり祭りですが、こんなにも繊細で趣向を凝らした芸術品が「まち」を駆け巡っているというすごい事実も楽しみながら見物して頂くと、また違った楽しみがあるかもしれません。

来週9月15日(金)14:00~16:00は、第二回目の試験曳きです。

その後、

宵  宮:9月16日(土)6:00~22:00

本  宮:9月17日(日)9:00~22:00

とだんじり祭りの本番を迎えます。

参加する方、見学に行かれる方、ともに安全で楽しいお祭りになるよう心がけ、よいお祭りとなりますように。

また、今年は大変暑くなっておりますので、熱中症対策などにも気をつけて参加・ご見学下さいね。

岸和田だんじり祭 2023<九月祭礼> 開催日程スケジュール
●試験曳き 9月3日(日)、9月15日(金) 14:00~16:00
●宵宮 9月16日(土) 6:00~22:00
●本宮 9月17日(日) 9:00~22:00

ライター・デザイナー(岸和田市)

2人目の子どもの出産と共に、梅田・心斎橋界隈より地元の大阪府岸和田市にUターン就職した事で、子供の目線から、世間一般の岸和田のイメージとは違う虹のように七色に輝く柔らかい岸和田を見つける事に楽しみを見出す日々。企業のインハウスデザイナーをしながら、写真撮影やデザインなどを副業としています。

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