【岸和田市】岸和田だんじり祭り明日の試験曳きから3日間いよいよスタート!町中が熱狂と疾走で染まる!
9月8日の日曜日は、岸和田だんじり祭りの第一回目の試験曳きでしたね。
南海岸和田駅前にある岸和田駅前通商店街でも、多くの見物客がだんじり見物に来られていました。
勇壮に駆け抜けるだんじりを見ると、地方一都市である岸和田市にも様々な価値観の変化が訪れ、だんじりだけじゃなく多様な考えを持つ人々が増えている中でも、やはりこれは江戸時代中期以降、約300年もの間、岸和田の人びとに受け継がれた変わらない岸和田市の一面の姿なのだと感じられます。
年々暑さが増す中、だんじり見物、今年は少し遠慮しようかな、なんて思う時もあるのですが、やはり見に行ってしまい、そして見ると、ああ、やっぱりだんじり祭りって見入ってしまうなぁ。と、胸が熱くなるのも岸和田および泉州地域で育った人々の半分くらいにあてはまる性なのではないでしょうか。
見物の心得としてよく言われているのは
- 年番・警察・その他祭礼関係者の指示に従う事。
- 脚立・踏み台を使用しての見物は禁止。
- 雨天時の傘の使用は禁止。カッパを着用の事。
- ゴミは必ず持ち帰るか所定のゴミ箱へ捨ててください。
- 立入禁止区域での見物はできません。
- 曳行中のだんじりには近づかない事。(大変危険なため)
- 熱中症予防の為、水分補給はこまめに行う事。
これらは岸和田だんじり祭のマナー向上・そして安全面の確保のため必須項目です。
全国的に名前が知られる事となった岸和田だんじり祭。だからこそ、マナーとルールの遵守が強く求められると思います。
岸和田だんじり祭は勇壮さが中心に語られがちですが、曳行を行う上で、町単位の組織の一糸乱れぬ行動力、機動性、他町や公共団体や市・府との交渉力など、多くの集団行動や規律が守られているからこそ出来るという、実に多くのルールを守る事が求められる祭りでもあります。
表には出ていない、そういう美徳のような所も全国的に伝わるようになっていったら良いですね。
しかしながら、やはり実際見に行くと、単純にやりまわしの出来に歓声を上げてしまうギャラリーと化す我が身です。
だんじりの見学スポットとして、岸和田カンカンベイサイドモールの前付近を指すカンカン場、およびその前を通る臨海線沿いの通称リバティ前
小門・貝源の紀州街道への左右のやりまわし。
大きな交差点で迫力のあるやりまわしが見れるらんかん橋・Sの字に曲がりくねった道を細かな調整と技で優美に駆け抜けるS字カーブ、美しい昔ながらの街並みをみながらゆっくり見物できる疎開道・そして岸和田商店街~岸和田駅前交差点などなど。
また、春木地区での祭礼も同日開催されます。
数多くのだんじり見物の名スポットがありますが、今回の祭りに参加される皆様・見学に向かわれる皆様、どちらも安全にご注意の上、熱中症対策を万全に行なった上で
今年は自分だけの見物名スポットを新たに探しに行くというのもいかがでしょうか。
また、この日しかできない法被・パッチ・胸当てに地下足袋姿の子どもたちと一緒に、ゆっくり見物も良いですね。
どうぞ皆様、ご安全に、そして思い出に残るよいお祭りになるよう願っております。
岸和田だんじり祭 9月祭礼
第二回試験曳き:9月13日(金)14~16時
宵宮:9月14日(土)6~22時
本宮:9月15日(日)9~22時