【川崎市】快晴の空のもと開催!子どもたちが七夕飾りに込めた願いから生まれた「青空ヒップホップダンス」
子どもたちの願いから生まれたダンスイベント
毎年7月になると子どもたちの夢や目標などの願いが書かれた短冊が笹の葉へ飾られる七夕飾りが目に入ります。「願い事が叶うまち」を掲げる川崎大師地域では、地元有志団体「大師ONE博」メンバーが、そんな街中に飾られた短冊に込めれた「子どもたちの願い」を汲み取り実現するひとつのイベントが開催されました。
本記事ではダンスイベント当日の様子とイベントの裏側で実現されたもうひとつの「願い」について紹介します。
晴天の中の開催!「青空ヒップホップダンス」
学校で配られた短冊に「みんなとダンスを踊りたい」という願い事を書いた二人の小学生、はるなさんとありすさんの願いを叶えるため、「世界とつながるダンス教室」代表の中込孝規さん(以下、ごめ先生)が立ち上がりダンスイベントの準備が始まりました。
イベント前には地域の方々がダンスを家でも練習できるようにと、はるなさんとありすさんも先生役となった練習用動画を撮影し、YouTubeに投稿。イベントに参加できる人も、できない人もダンスを練習できる素敵な動画ができました。
そうして大師地区のみんなと踊るイベント「青空ヒップホップダンス」は周りから多く子どもたちや大人たちを惹きつけ、見事な青空の下、川崎大師公園にて開催されました。
大師の皆の笑顔あふれるイベントとなりました。
「みんなの前で踊れて楽しかった。これからもダンスを頑張っていきたい」
「短冊に書いた願いがまさか叶うとは思っていなかった。ごめ先生にダンスを教われたことが嬉しくて、もっとダンスが好きになれるキッカケになった」
ありすさんとはるなさんらはイベント後の感想を話してくれました。
「コロナ禍だが、子どもたちが楽しそうに踊っている姿をみて、こちらも元気をもらえた!」とダンスを通して子どもたちを笑顔にするごめ先生の魅力にかわさきの子どもたちも惹きつけられていました。
もうひとつの願い事
参加した皆が楽しめるイベントとなりましたが、実は今回願いを叶えたのはダンスをした2人だけではありません。「みんなが笑顔になる世の中にしたい、まず身近な町の人たちが笑顔になれば世界中笑顔になる!」。短冊にそんな願いを込めた川崎大師地域に住むさきさんも今回の主役です。さきさんの周りを笑顔にしたいという願いを叶えること、さらには挑戦したかったデザインの体験のため、ダンスイベントと並行してイベントを盛り上げるためのフライヤー作成も進んでいました。
さきさんの想いがより伝わるようなイベントフライヤー作成に向け、プロデザイナーで「株式会社 レベルフォーデザイン」代表の清水啓介さんが協力してくれました。
「配色や言葉のバランスが難しかった。イメージマップの作成仕方を教えてもらい作成した。またやってみたい!」
学校の授業ではできないプロデザイナーとの共同作業の体験をさきさんは楽しそうに語ってくれた。
「想いを引き出すのに少し苦労したが、新しい試みを楽しめた。『願い事』から生まれた企画が素晴らしいと思う。もっとこんな活動が広まるといいですね。」
清水さんも今回の企画に対する感想を添えてくれました。
子どもたちの願いを大人が本気で叶える
もちろん、今回のような企画は子どもたちだけでは実現しなかったでしょう。大人たちが子どもたちの願いを汲み上げ、子どもたちとプロフェッショナルとを繋ぎ合わせて実現に至りました。
「参加した皆にとって良いイベントになったと思う。子どもたちに与えるではなく、『子どもたちと一緒に作っていく』ことの大切を肌で感じた。」
人と人とを繋ぎ、子どもも大人も巻き込んで企画を作り上げた大師ONE博共同代表の杉谷昌彦さんは今回の企画の感想を話してくれました。
「これからも願いを起点にそれぞれの想いが重なり合うような『しかけ』を作っていくことで、子どもが自ら考え、主体性を伸ばして育つ環境や地域を作っていきたい」
と、今後の地域との関わりに対する想いや意気込みも語ってくれました。
「自らがやりたいからやる」そんな思いを大事に、川崎大師にある「願い」を叶える大師ONE博の次なる企画に期待したい。
大師ONE博
神奈川県川崎市にある大師エリアの“まち”を活用し、「願い事が叶うまち・大師」をわんぱくに実現させるローカルクリエイティブ集団
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/daishionepark
Twitter:https://twitter.com/daishionepark
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YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCDn0Qtfl3gTTftVBq133aqQ
写真提供:大師ONE博