「願い事が叶う大師（まち）」として知られる川崎大師地区から素敵な企画の便りが届きました。

七夕の短冊の願い事を叶える

　川崎大師地区では七夕の時期に、地元商店主組合が学校や幼稚園、保育園と連携して、子どもたちに短冊を配り、子どもたちの願いが書かれた短冊が七夕飾りとして商店街に飾られます。短冊は「みんなの願い事が叶うように」とお焚き上げされますが、さらに今年は「短冊に込められたその願いを実現したい！」と「子どもたちの願いを大人が本気で叶える」プロジェクトを地元の有志団体「大師ONE博」が実行しています。

　「ドッジボール大会で優勝したい」「英語が得意になりますように」「エンジニアになる！」など、大師小学校、川中島小学校、東門前小学校から数百枚におよぶ短冊が集められました。その七夕の願い事の中から、子どもたちの熱い思いをくみ取り、今年は「ダンスがもっとうまくなりたい」という2人の子どもたちの「願い事」を実現させるべく動きだしました。

大師の町中にて大師のみんなで踊るダンスイベント

　「ダンス」の願いを書いてくれたのは大師地区の小学校に通うありすさんとはるなさん。

「ダンスがもっとうまくなりたい、将来はダンサーになりたい」
「コロナ禍でイベントがなくなったので、みんなで踊って楽しめるイベントをしたい」

　そんな2人の願いを受け、「大師の町中で」「大師のみんなと練習し、みんなで踊る」「ダンスイベント」を開催することになりました。

　本企画では2人の願いを叶えるため、なんと世界的に注目されているダンサー「世界とつながるダンス教室」代表の中込孝規さん（以下、ごめ先生）が手を挙げてくれました。世界中の子どもたちにダンスの楽しさを教えるごめ先生が、今回はかわさきの子どもたちと共にダンスを教え、かわさきのみなさんと踊ってくれます。

　当日はごめ先生だけでなく、ありすさんとはるなさんも一緒にダンスの先生となり、イベントに参加する川崎大師の町のみなさんと一緒に踊ります。

　イベントへの参加者に向け、自宅でもできるレッスン動画を製作し、YouTube上に公開。参加者の練習教材として活用されています。

青空ヒップホップダンス

　ダンスイベントは今週末に開催されます。

「１つの願い事からこんなに大きく広がったことも嬉しい。土曜日ダンスで友達とより仲良くなり、年齢・性別関係なくみんなで楽しみたい」
「願い事を短冊に書いたときは、イベントやYouTubeに出させてもらえると思っていなかったけど、出られるとなったからには全力でみんなと楽しみたいです。」

はるなさん、ありすさんはそれぞれ意気込みを語ってくれました。

　子どもたちの願いは新型コロナ禍でも町をひとつに、そして元気になれるイベントをつくりました。ご興味ある方は12/18(土)は大師公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。

青空ヒップホップダンスに参加を希望される方は下記申し込みフォームより事前登録を。