今年は当たり年!?まだまだ採取できるスベリヒユ。そんなスベリヒユの生える場所やド根性っぷり③選!
皆さま、いつもありがとうございます。kurukoyaです。
各地で秋祭りが行われる時期になりましたね。
私の住む地域でも『だんぢり祭り』が行われるのに先駆けて、『試験びき』も佳境に差し掛かり、いよいよ秋との認識を強めています。ただ、例年との差は未だに最高気温は夏の様で、最低気温も10度後半と中々下がる気配を見せませんよね。
毎年『今年は異常気象だねー。』なんて言って久しいですが、今年もその部類なのでしょうか?
一方、野草の世界でも気温の影響はあるようで、例えば『つゆ草』もこの時期でも珍しく花をつけていたり(下の写真の青い花)、
私が愛してやまないスベリヒユは、例年であれば、そろそろ枯れ始めている時期なのですが、そんなそぶりもなく、まだまだ元気な姿を見せています。
一説には10度を下回る気温になると枯れるようですが、スベリヒユファンにとってはこの季節に似つかわしくない温度は、採取期間が長く続くので嬉しい限りですよね。
しかし、『どこに生えている判らない...』と言ったお声も頂戴しますので、今回は生息域(場所・気温)等と、そのド根性っぷりを今回はお伝えしたいと思います。
◆スベリヒユの生息域は?◆
ハッキリうと、スベリヒユは日本全国の畑地や道ばたにどこにでも生えています。
また、公園、広場や庭などの日当たりが良く、乾燥した場所に生育します。そして生命力も強く、その強さから、農家さんにとっては畑の厄介モノで根っこまで抜かない限りは根絶できず、そしてかなりの数の種を付けますので、畑の土に混ざってしまえば土を入れ替えない限り、翌年も生えて来る程の猛者っぷり!
そして、気にするほどの毒性はないとされますが、犬猫には不向きであったり尿管結石を引き起こす恐れのあるシュウ酸を含んでいますので、一定の警戒は必要ですね。
※毒草コニシキソウとの区別方法はコチラ!
◆街で見かけた ド根性っぷり3選!◆
①橋のたもと
完全に意表を突かれた突然の出会い!アスファルトとコンクリート橋脚のはざまに!一瞬目を疑いながらもよくよく観察したら、まごう事なき『スベリヒユ』!!私が始めてスベリヒユを見かけたのが2021年なので、今年で3年間、同じ場所に生えています。抜く人もいないので、この株は休眠して翌年に再び芽吹き花をさかせるのでしょう!孤高の戦士ですね!
②石垣の隙間
石垣の最下段、道路に接続するあたりにも生えていました。恐らく鳥などによって運ばれた種が、雨などの水に流されて、この石垣の接続境界あたりで着床したのだと推測されますが、運と言うか、ド根性を感じずにはおられません!
思わずパシャリ案件。
③アスファルトと鉄板の隙間
鉄板とアスファルトの隙間にしっかりと根ざし、人や自転車等などの軽車両に踏まれているせいか、見栄えしない形状にはなってますが、毎年この場所から元気な様子を届けてくれるド根性っぷり。
◆考察◆
乾燥耐性が凄いので、土があれば少々の雨が降らない状況をものともせず問題なく生きることが出来るスベリヒユ。
基本的には田畑や公園、庭などの土が豊富な所にいますが、その逞しいまでの適応力は、鉄板やコンクリートの隙間と言ったハンデのある場所でも立派に生える事が出来る様ですね。
まだ見つけられていない方も、結構身近に所にも生えているかもしれませんので、今回の情報を参考にしていただき、注意深く探索されてみてはいかがでしょうか?一株見つけることが出来れば不思議と、何処に行っても簡単に見つけることができるようになりますよ!
◆注意◆
くれぐれも採取の際には、環境面や汚染状態をよく確認し、よく知っている方や野草図鑑などできっちり同定するか、少量を食べてみて人体影響がないことを確認の上、採取&食していただけますようお願いしますね。