平野佳寿が迫る「日米通算200セーブ」は誰が達成しているのか。到達まで7セーブ
平野佳寿(オリックス・バファローズ)は、日米通算200セーブまで、あと7セーブに迫っている。2010~17年にオリックス・バファローズで156セーブ(2006~07年と2009年は0セーブ。2008年は一軍登板なし)、2018~19年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスで4セーブ、2020年にシアトル・マリナーズで4セーブ、2021年に再びオリックスで29セーブ。日本プロ野球時代の通算185セーブとメジャーリーグ時代の通算8セーブを合計すると、193セーブだ。
日本プロ野球とメジャーリーグの両方でセーブを挙げ、その合計が200以上の投手は、6人を数える。デニス・サファテは、2011~18年に日本プロ野球で234セーブを挙げ、その前の2006~09年にメジャーリーグでも投げているが、こちらでは0セーブだったので、この人数には含めていない。
平野が到達すると、日米通算200セーブは7人目となる。もっとも、これまでの6人は、日本プロ野球とメジャーリーグで挙げたセーブの合計が200となる前に、どちらか一方で200セーブに達している。佐々木主浩は日本プロ野球で229セーブを挙げた後、メジャーリーグで投げた。同様に、高津臣吾はメジャーデビュー前に日本プロ野球で260セーブ、藤川球児は220セーブ、小林雅英は227セーブだ。リッチ・ゴセージとボビー・シグペンは、彼らとは逆。それぞれ、メジャーリーグで307セーブと201セーブを挙げた後、2人とも、福岡ダイエー・ホークスで投げた。
従って、日本プロ野球もしくはメジャーリーグの一方で200セーブに到達する前に、日米通算200セーブを達成するのは、平野が史上初ということになる。平野の場合、あと7セーブで日米通算200セーブ、あと15セーブで日本プロ野球の通算200セーブに達する。
昨年、平野がシーズン7セーブ目を挙げたのは6月20日、15セーブ目は8月21日だった。昨年は4月半ばから1ヵ月半にわたって離脱したことを踏まえると、今年、日米通算200セーブに到達するのは、4月中ということもあり得る。
なお、日米通算200勝については、こちらで書いた。
◆「松坂大輔が届かなかった「日米200勝」は誰が達成しているのか。日米100勝は26人」
平野を含め、今年達成が期待される記録については、こちら。