セ・リーグの本塁打トップは、読売の岡本和真と阪神の大山悠輔。この2球団は本塁打王が途絶えて久しく…
セ・リーグの本塁打トップには、岡本和真(読売ジャイアンツ)と大山悠輔(阪神タイガース)が並んでいる。大山が9月18日に2打席続けてホームランを打ち、シーズン21本として岡本に追いついた。
読売で最後に本塁打王を獲得したのは、2010年のアレックス・ラミレス(49本)だ。阪神は、1986年のランディ・バース(47本)を最後に途絶えている。
一方、セ・リーグの他4球団は、過去6年に本塁打王が少なくとも1人は出ている。それぞれの直近は、広島東洋カープが2014年のブラッド・エルドレッド(37本)、東京ヤクルトスワローズが2015年の山田哲人(38本)、中日ドラゴンズが2017年のアレックス・ゲレーロ(35本)、横浜DeNAベイスターズは2019年のネフタリ・ソト(43本)だ。
ちなみに、1986年も2010年も、セ・リーグの本塁打トップ2は、読売と阪神の選手が占めた。1986年は読売のウォーレン・クロマティが、阪神のバースと10本差ながら2位。2010年は阪神のクレイグ・ブラゼルが、読売のラミレスと2本差の2位に位置した。
なお、セ・リーグにおいて、2人が同じ本数で本塁打王を分け合ったシーズンは6度を数えるが(3人以上は皆無)、そのなかに、読売と阪神の選手という組み合わせはない。ただ、1リーグ時代の1937年春には、東京巨人軍の中島治康と大阪タイガースの松木謙治郎が、ともにリーグ最多の4本塁打を記録している。
現在、岡本と大山を含め、セ・リーグには15本塁打以上が7人いる。球団ごとの内訳は、読売が3人(岡本と各15本の丸佳浩と坂本勇人)、阪神が2人(大山と18本のジェリー・サンズ)、広島東洋と横浜DeNAがそれぞれ1人(18本の鈴木誠也、15本のソト)だ。
1950年以降に打撃タイトルを分け合った選手については、こちらで書いた。