【神戸市中央区】クルーズ客船の飛鳥Ⅱの出港を神戸港へ見学に行ったら旅に行きたくなった
旅行もようやく自由にできるようになり神戸港への客船の入港も通常モードに戻りつつあります。そこで神戸に入港していたクルーズ客船の飛鳥Ⅱの出港を見学してきました。
船の出港を見ていると旅に出たくなる
飛鳥Ⅱは日本最大のクルーズ客船です。撮影時は国内周遊のクルーズで神戸港へ寄港中のときでした。神戸港の中突堤旅客ターミナルに近づくと停泊している飛鳥Ⅱの船体が見えてきます。
出港時間に近くなると船体にかかっていたタラップが外されて行きます。出航の準備が少しずつ整っていきます。
しばらくすると「ジャーンジャーン」と大きなドラの音が聞こえてきました。出港の合図のドラの音を船員が船内を響かせて回ります。船の旅が始まるという雰囲気が否が応でも高まります。
出港時間の直前になると係留ロープが緩められ船に巻き上げられていきます。岸壁から船体が解き放たれていきます。
係留ロープが外されてから、船体を横移動させるサイドスラスターという装置を使い岸から離れていきます。船体と岸の間に見えている渦潮はその時に出来るもの。
乗客の方たちがデッキや屋上に出て神戸港で見送る人たちに手を振っているのが見えます。クルーズ客船なのでこの出港に涙の別れのようなものは一切なく皆さん笑顔です。
出港から5分ほどで神戸港の中突堤旅客ターミナルからも徐々に船体が離れていきます。じわりじわりと港から船が離れていく様子を見ていると気持ちもどこか穏やかになってくるのが不思議です。
タグボートにも誘導されて船が前進できる態勢がようやく整いました。岸には最後まで船を見届ける人たちが集まっています。
そしてようやく飛鳥Ⅱは神戸港の中突堤旅客ターミナルをあとにして次の寄港地へと出港していきました。船の出港はゆっくりとその流れを見ていることができるので見学していても飽きることはありません。見学しているだけなのに同じように旅をしているような感覚を覚えることも。最後には旅に出たいという気持ちも高まっていました。
神戸港への客船の入港予定は神戸市のホームページで確認することができます。
神戸港中突堤旅客ターミナル
神戸市中央区波止場町5-6
みなと元町駅 徒歩11分