【山形市】温暖化の影響か。南方系の蝶ツマグロヒョウモン。山形でも生息している様子が見られました。
ツマグロヒョウモンという蝶をご存じでしょうか? 最近では、NHK山形で放送している夕方のニュース「やままる」の視聴者が写真を投稿するコーナー「とてけろ」でツマグロヒョウモンの写真が紹介されるなど、山形市では最近なにかと話題の蝶になっています。
調べてみたところ、この蝶は10年ほど前から山形で見られるようになったとのことです。温暖化の影響で、蝶の生息地がだんだんと北上しているようなんですよね。
というわけで、今回は実際にツマグロヒョウモンが山形市内に生息しているのかチェックしてみました。
山形市内の霞城公園にて、ツマグロヒョウモンの捜索を開始。霞城公園は樹木や花壇などが多くあり、昆虫がたくさん集まる場所なので期待できそうです。
お昼ごろに霞城公園に調査しに行ったところ、すでに花壇にはいろいろな蝶が集まっていましたよ。(※撮影した場所は、公園内にある県立博物館の近くです。)
さっそく、ツマグロヒョウモンを発見しました! おや? でも、ちょっと待ってください。とてけろで紹介されたツマグロヒョウモンとは模様が少し違いますね。羽の先端が黒くないので、これはどうやらオスのようですね。
花壇をしずかに観察していると、ツマグロヒョウモン(メス)もヒラヒラと飛んできました。名前の通り、羽の先端が黒いのが特徴的ですね。
たしかに、ツマグロヒョウモンが山形市内にしっかりと生息しているという姿を観察できました。
ちなみに、ツマグロヒョウモンは蛹(さなぎ)になると体の一部がメタリックな金色に輝くという、なんとも不思議な特徴をもっている蝶らしいですよ。
温暖化の影響で、10年ほど前から山形でも見られるようになった南方の蝶ツマグロヒョウモン。温暖化を身近で感じられるということで、なんとなく複雑な気持ちにもなりますね。調べてみたところ11月くらいまでは成虫が活動しているとのこと。霞城公園の花壇にはさまざまな蝶が集まっていましたので、蝶の観察などをしてみたい方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
山形県山形市霞城町1−7