住んでいる町で、自宅以外でもっともリラックスできる場所といえば、近所の公園ではないでしょうか？公園に行けば、広い空間にいろんな木が植えられていて、季節の花が咲いています。また鳥の声が聞こえ、ベンチに座ってゆったりとしたひとときが過ごせます。

しかし、もっと公園でいろんなことがしたいと思ったとき、ひとりでは出来ないこともありますし、それ以上にひとりより大人数でやった方がより楽しめることが多いですよね。

そんな要望に応えるようなイベントが、今度の土曜日10月22日に金剛中央公園で開催されます。「公園でこんなことできるなんて！DAY」というイベント。

基本テーマは、五感（見る、触れる、味わう、香る、聞く）を感じながら、土曜の午後から夜にかけて、みんなでゆっくりと公園でくつろごうというものです。

金剛中央公園と道路を挟んだところにある∞KON ROOM（インフィニットコンルーム）（外部リンク）さんが主催者で、今回が3回目のイベントです。

∞KON ROOMの担当の方の話では、1回目はワークショップの参加者だけでイベントを行いましたが、好評だったので昨年11月に2回目を開催。

1. PARK PICNIC　パークビクニック
2. PARK∞KON ROOM　パークインフィニットコンルーム　※泉北ニュータウンのコワーキングスペース「ゆっくりばこ」とコラボ
3. 金剛野外上映会「PARKS パークス」
4. パークヨガ体験
5. モルック体験
6. キッチンカー

2回目は広く一般の人を対象にワークショップや映画上映などが実施されました。そして3回目の今回は、さらに一般の人が気軽に参加でき、楽しめるような内容にパワーアップするそうです。

金剛中央公園といえば、金剛地域のイベントのメッカと言っても過言ではありません。昨年11月28日日曜日には金剛バルが開催され、画像のようなにぎわいがありました。

家族連れやカップルなどたくさんの方が来場し、いろんな屋台のフードを味わいながら休日の心地よいひと時を過ごしていました。

金剛地区は住宅地が造成されて50年を過ぎ、住民は高齢者が多いというイメージがなきにしもあらずでしたが、意外なことに、過去2度のイベントは30歳代、40歳代の比較的若い世代の人が７割も参加されていたそうです。

また富田林市内で8割以上の参加があったそうで、さらに地元金剛地域の人で5割を超えていたそうです。

実際に、平日朝の南海高野線金剛駅の様子を見てもその年代の方がとてもたくさん通勤利用されているので、金剛地区にお住まいの方たちが「面白そうなイベントだから」と来て下さったのでしょう。

今回のお話を聞くために∞KON ROOMを訪問し、担当の方とお会いしたタイミングで、会場となる金剛中央公園も散歩してみました。

入り口の階段を降りると広場があります。ここで土曜日にイベントが行われるわけですね。

さて、3回目の企画はどんな内容でしょうか？

メインがパークピクニック(PARK PICNIC)ということで、14時から20時までの間、公園の空きスペースに、参加者が持ってきた自前のテントやシートを張ってのんびり過ごせます。

テントを張りながらのデイキャンプ。さすがにBBQなどの火器は使えませんが、好きな飲み物や食べ物を自由に持ち込めます。まさに今はやりのチェアリングが満喫できるわけですね。さらにボールなどを持ち込んでボール遊びをしてもOK。

訪問時は雨上がりだったこともあり地面は濡れていますが、天気予報では当日晴れるとの予想です。近所なのに、まるで遠くまで出向いてピクニックをしているような気分が満喫できるのは確実でしょう。

担当の方はは「秋が深まったから少し寒いかも」と心配していましたが、私は秋のこの時期だと夏のように大量に発生している虫が少なくなるので、むしろ最適かなと感じています。

また金剛中央公園の前には関西スーパーなどが入居している金剛ショッピングモールがありますから、テントだけ持ってきて設営後に、ここで飲み物や食べ物の調達もできますね。

このイベントでは、パークピクニックのほかにも、14時から18時まではTWILIGHTマルシェが開催されます。参加するお店は次の通りです。

1. 道の駅ちはやあかさか　※大阪府唯一の村の日本一かわいい道の駅から村野菜や村の加工品、金剛山ビールを販売
2. Cafe-Yu　※富田林えびいもコロッケの販売、えびいもコロッケパンを限定販売、ホットなコーヒーを販売
3. さとやまブランド　※大阪と和歌山の里山再生で再活用し、無農薬で安心な季節野菜を販売
4. イトヲ菓子　※ぶどうの産地、柏原で収穫されたぶどうをドライレーズンに加工、ドライレーズン入り焼き菓子を販売
5. ぶぷれ（BUPLE）　※寺内町でお花の教室。ハロウィンアレンジ、ドライハーブボトルづくり(800円）、ハーブティ、スパイスボトルなどの販売
6. inco堂植物園 　 ※金剛地区で育てた多肉や熱帯、塊根、珍奇植物などを販売。

テントでゆったりしながら、気になるお店で買い物をする。想像するだけで楽しそうですね。

また14時から18時までは「ゴロゴロエリア」として、人工芝を設置しますので、寝転んですごしたり、ボードゲームが楽しめます。

さらに15時から2時間は、フィンランドで生まれた今話題の野外スポーツ「モルック」で遊べます。

そのうえ14時から18時の間はライブ演奏「ゆったりCafeタイムライブ」も行われ、次のミュージシャンが登場します。

• 14:00から15：00　KZCHANNEL
• 15:00から18：00　DJ BOO & DJ LambChop(from Nostalgia)

マルシェやライブなど多くのイベントは18時で終わります。しかし20時までの残り時間、公園内に照明とランタンが灯り、秋の夜長をゆったりと楽しめます。

またその時間になると野外でKONGO OUTODOORシネマが行われます。上映作品は「いただきます　みそをつくるこどもたち」で、上映時間は18:00～19:15。視聴参加費は1000円で高校生までは無料です。（事前予約制）

なお雨天の場合、映画は富田林市金剛団地中央集会所2階での上映となります。

また、この22日、金剛地区では同時多発的にいろんなイベントが開催されます。金剛銀座街商店街では11時から16時までハロウィンパーティin金剛マルシェ～地場産野菜市～を開催します。具体的には次のようなことが行われます。

• 来場者にはおかしプレゼント
• 先着200人にスタンプラリーカードが手渡され全部集めるとウインナー串がプレゼント
• キッチンカーの販売（ポップコーン、カフェ、手作り雑貨、フランクフルト、かき氷）
• フォトブースで写真撮影
• 11:00からわっくカフェでカレー食堂を開催
• 15:00から地元野菜販売を開始

金剛銀座商店街は金剛中央公園とは目と鼻の先。合間に銀座商店街で美味しい食べ物や地場野菜を手に入れにいっても良いですね。

らに、金剛中央公園から南に10分ほど歩いたところにある寺池三角公園では、18時から2時間、秋の夜の竹灯籠祭りがおこなわれます。

個数限定で甘酒やジュースを無料提供しているとのこと。こちらも見逃せません。テントで過ごした後、帰り際に幻想的な寺池公園を歩いてみるのも楽しいですね。

∞KONROOOMさんは、金剛ショッピングセンターや富田林市役所の金剛連絡所の間にあります。金剛地域の賃貸住宅を取り仕切っているUR都市機構と富田林市が共同で設立した施設で、大阪のまちづくりシンクタンク「DAN（ダン）計画研究所」が運営しています。

さて入口に来ました。市役所の人の話では、ここはもともとURの事務所があったそうですが、駅から遠くて不便だということで現在の金剛駅構内に移転。

その跡地を使って、∞KONROOMが設置されました。目的は金剛地域や富田林市民のやりたいことを実施・支援することです。

今回のイベント「公園でこんなことができるなんてday」もその一環で行われていたわけですが、施設内では農産物の直売も行われています。

農産物は事務所内に加工品が常備置いてあり、また水曜日と木曜日は、さとやまブランドさんとzeldaさんが、新鮮な地元野菜を施設の前で路上販売します。新鮮な地元野菜が手に入るのは、住民にとっては何ともうれしい限りですね。

野菜の支払いも、こちらのボックスに入れます。

また∞KON ROOMさんではこのようなコワーキング＆自習スペースが設けられております。料金は1日上限で500円（学生は無料）と大変リーズナブルに利用できます。利用時間は10時から18時まで。

空きスペースや全館貸し切り利用などもできるので、詳細は∞KONROOMさん（070-4007-0190）に問い合わせてみてください。

というわけで、金剛中央公園で行われる「公園でこんなことができるなんてday！」と主催者の∞KONROOMさんを紹介しました。富田林市の人口を急増させた金剛地域も出来て半世紀が経過し、老朽化と高齢化のふたつの波が押し寄せてきているとのこと。

今一度、地域を盛り上げるためのイベントは大いに盛り上がりそうです。あとは当日晴れることを願うばかりですね。

金剛中央公園
住所：大阪府富田林市久野喜台2丁目2
アクセス：南海金剛駅から徒歩14分

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