お殿様気分で贅沢ランチ!目の前の海でとれた海鮮がふんだんにのった海鮮丼はテイクアウトも可能
旅行・グルメ・おでかけライターのsatochinです。青森県西津軽郡深浦町にある千畳敷海岸。独特な形をした奇岩と岩棚が広がる青森県屈指の絶景スポットです。そんな海の目の前で70年以上食堂を営んでいる「千畳敷センター」を紹介します。
江戸時代の地震で誕生した「千畳敷海岸」
1792年(寛政4年)の地震で隆起してできたと言われている千畳敷海岸。広大な岩棚が続く奇景を物珍しがった津軽藩の殿様が、千畳の畳を敷いて宴会を開いたことから「千畳敷」と呼ばれるようになったと伝わっています。
出かけた日は薄曇りの空でしたが、ゴツゴツとした岩場は異世界に迷い込んだかのような不思議な景色です。
青森でも屈指の景勝地で、秋田・青森間を走る五能線リゾートしらかみ号(2号〜5号)が唯一15分間停車するのが千畳敷駅です(1号・6号は停車しません)。
千畳敷駅からは歩いて1分ほど。江戸時代から人々の目を楽しませてきた景色を、ぜひ自分の目で見て感動してください。
千畳敷海岸は夏場は海水浴もできます。「日本の水浴場55選」にも選ばれているんですよ。泳がなくても岩場で磯遊びも楽しめます。また、「日本の夕陽百選」にも選ばれている夕日の名所。キャンプもオススメです。
車で30分ほど走ると日本海と一体化した露天風呂で有名な「黄金崎不老ふ死温泉」もあります。
海が目の前の「千畳敷センター」
千畳敷海岸の目の前で70年以上営業している「千畳敷センター」。現在は3代目となる娘さんが中心となっています。
こちらで食べたいのはやはり海鮮丼。深浦町は漁業が盛んで、青森では大間に次いで深浦のマグロが有名です。日本海を周遊してるクロマグロが、大間に向かう途中エサを求めて深浦に寄り道したところを捕獲。大間のクロマグロと深浦のクロマグロは同じ種類のマグロで、実は青森のマグロの水揚げNo.1は深浦なんです。
また、青森のヒラメ水揚げ量も日本トップクラス。深浦の天然ヒラメも旨味があっておいしいと評判です。他にも秋田・青森の日本海側の風物詩イカの一夜干し、夏の味覚岩ガキなど、おいしい海鮮がたくさん。
席は店内にテーブル席とお座敷、他に海が見えるテラス席があります。
やはり人気はテラス席。目の前の海を眺めながら食事ができます。
五色丼実食
見た目の華やかさで特に人気があるのは「海宝丼」。筆者もそのつもりで出かけたのですが、ウニの入荷があるということで「五色丼」をオーダー。ウニがあるとき限定のメニューです。
ウニの入荷状況は、公式Xでも告知されます。が、告知と同時に予約で完売してしまうことも。出かけた日は、雨だったこともあって、まだウニが残っていました。
生ウニ丼と五色丼の値段は時価となります。この日の生ウニ丼は3,890円、五色丼は3,280円。安っ!
時価と聞いて一瞬びびってしまいますが、値段を聞いて、逆に安くて驚いてしまいます。
こんな値段の日も!
五色丼はウニとイクラ以外は、その日によって海鮮の種類が違います。
この日は、ネギトロとヒラメの漬け、赤えびでした。
具だくさんで、最後ご飯が足りなくなるくらい、ネタがモリモリ!!
ご飯がなくなった場合、残ったネタに困るのですが、最後にウニを残していたので、究極の〆となりました。こちらのウニは、深浦町北金ヶ沢のムラサキウニ。比較的アッサリとした上品な旨味があります。濃厚すぎないので、いつまでもウニの余韻にひたれます(笑)
岩ガキも食べたかったのですが、残念ながらこの日は入荷なしでした。
丼はテイクアウトも可能です。予約して時間を伝えておくと、その時間に受け取れます。なので、リゾートしらかみのお客さんの中には、あらかじめ予約しておいて、電車の中で日本海を眺めながら食べる人もいます。それ絶対おいしい!
春と秋は焼き干しラーメンも人気
夏の繁忙期は人手不足で手が回らないため海鮮丼にメニューを絞っていますが、それ以外の時期に提供する「焼き干しラーメン」も根強い人気です。750円という価格も嬉しいですよね。販売期間中でもスープが終了したら終わりです。
その焼き干しラーメンのおいしさの秘密が「魚粉バカ」。深浦産の鰺100%、塩も化学調味料・保存料も一切使用していないダシです。いろんなお料理にバンバンふりかけて、旨味をプラスします。お土産にもオススメです。
営業日は公式SNSをチェック
冬期間は休業しています。また、目の前が海なので悪天候の日も休業します。
営業しているかどうかは、公式Xで告知しているので、そちらをチェックしてください。
昨年11月は悪天候のため、早めに冬期休業に入っています。
千畳敷センター 公式X(外部リンク)
千畳敷センター
住所 青森県西津軽郡深浦町北金ケ沢榊原138-2
電話番号 0173-76-2454
営業時間 10:00~17:00
※悪天候の場合休業することもあります。
休業期間 11月下旬から4月中旬
公式ホームページ 千畳敷センター(外部リンク)
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