【富士宮市】内野 法蔵院前を流れる清流に咲く梅花藻を鑑賞して 幸せになりました!
以前から梅花藻を見たくて、市内で見られるところを探していたのですが、『内野橋近くの法蔵院前を流れる小川で見ることができる』と情報提供を頂いたので早速出かけて来ました。
梅花藻とは、山地や平地の流れのある川や湖の水温が14前後の清流に群生する、多年草の水草です。
花の色は白く花弁が5枚あり、梅の花に似ているので梅花藻と呼ばれているそうです。
都道府県別レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている地域も多く、醒井の地蔵川、田君川バイカモ公園、また県内では柿田川などで保全活動が行われています。
県道414号線を北上し、内野橋手前を左折するとすぐに法蔵院の山門が見えて来ました。
法蔵院は日本の天台宗の開祖である最澄(さいちょう)から地域の人々が賜った地蔵に堂舎を立てて祀ったのが縁起と言われています。
せっかく訪れたので、境内にお参りに立ち入らせて頂きました。
歴史を感じる山門を潜り抜けると、右には木造の大きな鐘楼、左には時の流れを感じさせるお地蔵様が並んでいます。
本堂の前には大香炉がありました。
そして驚いたのは、境内に保存樹が2本もあること!
看板には指定された年が平成4年とありましたので、プラス30年すると、樹齢約380年のシダレザクラと、樹齢約260年のイチョウの木という事になります。
斜めに伸びたシダレザクラは、毎年春には見頃を迎えるそう。
イチョウは圧倒的な存在感を境内で誇っていました。
法蔵院を守るように境内の前を流れる小川を覗き込むと、流れに沿いながら可憐に咲く梅花藻が見れました。
流れが速いため、写真に収めるのはなかなか難しいですが、綺麗な清水の中に見える梅花藻は見ているだけで癒され、涼しい気持ちになりました。
梅花藻は環境の違いや地域による形態的な差異も大きいと考えられ、遺伝的に異なる複数の地域個体群が存在するそうです。
ミシマバイカモがあるように、これはフジノミヤバイカモかもしれないな!(笑)などと思いながら、降り注ぐ雨に打たれて写真に収めきれないそのかわいらしさを目に焼き付けて来ました。
ちなみに梅花藻の花言葉は『幸せになります』なんですよ!
内野の梅花藻
住所:富士宮市内野325(法蔵院さんの住所です)