年末が近づいてくると本当に忙しくなりますね。また年を越してからも初詣や年始の訪問をするなど、忙しさは続きます。気力体力を消耗するときこそ、今のうちにしっかりと肉でも味わってその時に備えたいものですね。

「ホルモン」にはいろんな種類があって、いろんな味や食感が楽しめますが、富田林駅近くに肉ホルモンの無人販売所が先月オープンしました。

こちらです。11月20日オープンとの事ですから、ちょうど一か月前ですね。とても気になったので中に入ってみましょう。

中に入ってみました。無人なので誰もいません。ただし店内全部をカバーする監視カメラが4台あって、監視体制はばっちりです。

入って左側でホルモンを販売しています。私はたまにホルモン料理を食べに行くことがありますが、それにしてもこんなに部位があったのかなと驚くばかり。後日オーナーさんにお話を伺うと「合同会社 藤」（外部リンク）という会社とフランチャイズ契約を結んではじめたとのこと。

一袋1,000円（税込み）で販売しています。わかりやすいですね。オーナーさんはもつ鍋やかすうどん（牛の腸を脂分が抜けるまで揚げた「かす」がはいったうどん）といったホルモンそのものが大好きだったのも開業の要因のひとつだったそうです。

牛ギアラって書いてありますね。はじめて知った部位なのでとても気になります。調べると、まず牛には4つの胃があるそうで、その中のひとつとのこと。

改めてオーナーさんに始めた理由をお伺いすると、SNSを通じて、運営母体となる合同会社 藤の社長さんと出会い、その人柄やこのビジネスの意義や目的に惚れたこと、更に看板商品の「和牛ホルモン」の美味しさに衝撃を受けたことがキッカケだったそうです。

その他にも気になる部位がいっぱいあります。部位によって流通価格に違いがあるので、同じ料金でも250ｇであったり400ｇであったり、中に入っている量の違いで調整しているようです。

また500円コーナーもありました。オーナーさん曰く「全くの素人から開業したそうで、現在も運送業のサラリーマンをしながらの運営をしている」とのこと。本部の協力や身近な方々の手助けでお店のオープンにこぎつけたそうです。

もつ鍋のセットもあるようです。今は鍋のシーズンなのでこれは良いですね。オーナーさんの話では周辺にホルモンが大好きな方が多く、地元の富田林でも気軽に美味しいホルモンが食べたい！という方のお役に立ちたいとの想いがあるそうです。

どのホルモンにしようか迷うときに簡易診断できます。ゲーム感覚で試せますね。オーナーさんによればお客様と話せる機会がほとんどないので、購入方法や調理方法などを伝える術が限られることが悩みだそうです。

本当は直接会って、ご意見や質問などを受けたいそうですが、現状では難しいだろうとのことです。とはいえこの説明版わかりやすいですね。ホルモンは真空パックの冷凍で販売しているので、解凍方法の説明がついています。

さらに驚いたのはこちらです。米まで売っています。

なんと300gのお米（羽曳野産ヒノヒカリ）をプレゼントしています。

さらに、LINEのお友達になるとお米1キロのプレゼントがあるとのことでした。

上の段にはホルモンタレを販売していて、下の段は1袋につき1個ついているミニサイズのタレです。ところで無人なので心配ではないかと伺うと、意外にもオーナーさんはまったく気にしていないとの事。

カメラの設置やモニターの設置、賽銭箱の強化など、必要最低限の防止策はしておりますが、日本という国の治安や地元富田林にそんな悪いことを考える方はいないと信じているそうです。素晴らしい地元愛ですね。

オーナーさんは小学生の時から野球をはじめ中学まで富田林で過ごした後、野球留学のため故郷を離れました。そして長野県の高校に行き、驚いたことにセンバツ甲子園の出場経験もあるそうです。

その後亜細亜大学で後にプロとして活躍することになる選手とともに野球に携わる日々を得た後、再び富田林に戻ってきたそうです。野球選手だったからホルモンが大好きというのはすごく頷けました。

それに加えてオーナーさんの素敵な富田林への地元愛は、あくまで私の想像ですが、一度故郷を離れたから、外から見た富田林に強い愛情が湧いてきたものなのかなと、お話を伺いながら感じました。

さて、こちらが料金箱です。現金のほかPAYPAYも使えます。

現金の場合はおつりが出ないので注意しましょう。またオーナーさんは「お金を払えない方にはそれなりの理由があるのかなと」ともいわれていました。
でもダメです！ホルモンが欲しいのならきっちりお金は払いましょう。

こちらが店主さんおすすめとの事ですが、私はせっかくなのであまり見かけないマニアックなものを買うことにしました。先ほど見つけたギアラも気になりましたが、ギアラ以外に気になるものを見つけました。

まずはこちら、シビレという部位です。知りませんでした。調べると膵臓（すいぞう）または胸腺の部分とのことで、余り流通する部位ではないとのこと。

続いてフワです。この部位も知りませんでした。これは牛の肺の部分で、ふわふわとした食感が特徴とのこと。

そして、カルビ3兄弟です。和牛、豚、鶏のカルビ3種類が味わえるのは、凄いお得なような気がしました。

ということで無人ホルモン直売所に行ってきました。24時間365日営業しているのでいつでもホルモンが食べたくなったらいけますね。メジャーなものからマイナーなものまでいろんな部位があるのでどれにしようか迷える楽しみもあります。

さっそく、カルビ三兄弟を調理しました。牛、豚、鳥とそれぞれバラエティに富んだ異なる食感を味わいました。年末の忙しい時や年明け以降も、ホルモンの簡単調理ができる無人ホルモン直売所さん。人気が出るのは間違いないなと思いました。

無人ホルモン直売所富田林

住所：大阪府富田林市昭和町2丁目1-39

営業時間：24時間

定休日：無し

アクセス：近鉄富田林駅から徒歩8分

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