トイレトレーニングはいつからどうやって進めればいい?入園までにオムツ卒業すべき?
こんにちは!しゃーごんです。
現在、保育士として地域の公民館や療育教室で親子遊び講座をしたり、地域の保健師さんと一緒に子育て講座にまわったりするような働き方をしながら、子育てに関する情報発信をしています。
今回はトイレトレーニング(=トイトレ)に関するお話です。
▼トイトレは始めようと思った時がタイミング
トイレトレーニングは、2〜3歳ごろに意識し始める方が多いと思います。イヤイヤ期と重なることもあって、なかなか思うように進まず悩む方も多いですよね。
いつから始めるかについては、トイレトレーニングについての育児書などではこんな条件を見かけることがあります。
・おしっこの間隔が2時間くらい開いてから
・排泄の意思を伝えられるようになってから
・上手に一人歩きができるようになってから
ただ私はいつからでも始めていいし、親が始めたいと思った時やそれより前に子どもがおまるでしたがったりした時に始めてもいいと思っています。
そして一度始めたらやめられないというわけでもないので、一旦休憩を挟むなど臨機応変にのんびり進めていけばいいと考えています。
現に私は初めておまるを使ったのは娘が生後3ヶ月のころで、トイレトレーニングという意識でやっていたわけではないとしても、結果的に今のトイレトレーニングに自然とつながっています。
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▼オムツ卒業を入園時期に合わせる必要はない
3月になると、4月からの幼稚園や保育園への入園に備えて、トイレトレーニングを意識し始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、少し前からトイトレをやっている方でも、この時期思うように進んでいないと焦ってしまうことがあるかもしれません。
通う予定の園の方針にもよりますが、基本的には入園に合わせて焦ってトイトレをする必要はありません。
親子ともに焦ってしまうと、トイトレを進める環境としてよくないんですよね。
親は焦っていると必要以上にイライラしてしまいますし、子どもはその雰囲気を感じたり、怒られてますます嫌がったりしてしまいます。
これまでずっとおむつの中に排泄するのが習慣だった子どもにとっては、トイレやおまるを使って外に排泄することだけでも未知の体験です。
それに加えて「入園までには」という締め切りに追われた状態では、子どもも思うように力を発揮できません。大人も仕事などで何かの締め切りに追われて焦っていたら、本来の力が出せないことってありますよね。
入園までに外してくださいという園の場合もありますが、親子だけで無理しないのが大事です。
どうしても外さなければいけない方針の園に通う予定の場合は、なかなか外れないことを通う予定の園の先生に相談してみましょう。あとは身近に相談できる人がいれば、お子さんの様子を見てもらって「何が原因になっているのか」を一緒に考えていくといいですね。
▼トイトレは何から始めたらいいか
トイトレの始め方にたったひとつの決まった方法はありません。始める月齢や成長具合、その子の性格などによっても最適な方法が異なります。
トレーニングパンツを「おにいさんパンツ、おねえさんパンツ」と呼んで、それを履くことが子どものモチベーションになるのであればそれから始めるのもOK!
布のトレーニングパンツだと漏れるのが心配という場合は、紙のトレーニングパンツや布おむつを使う方法でもOK!
ベースは紙おむつのままで、お昼寝後やお風呂の時など出やすいタイミングに合わせておまるに座ることから始めてもOK!
お子さんに合わせて、使うパンツやおまる、補助便座などを選び、タイミングを決めてトイレに誘ってみましょう。ご飯のあと、出かける前、起きてすぐ、などタイミングを決めると子どもにとっても分かりやすいです。
▼焦らずわが子のペースに合わせることが大事
おむつはいつか必ず外れます。子どもによってペースは違えど、誰もが自立に向かって進んでいく力を持っています。
最近だと、1年半くらいトイトレを続けていた3歳半の男の子が、なかなかトイレでしたがらなかったのに、ある日突然自分から「もう今日からオムツ履かないから!」と宣言して、トイレでするようになった話もありました。
親としては焦ってしまうこともあると思います。わが子のことを思うからこそ、うまく進まないと心配になるし不安になりますよね。
周りからのプレッシャーなどもあって、親自身が辛くなることもあるかもしれません。
しかし、大きな視点で見ると育児ではトイレを成功させることが大事なわけでも、早くおむつを卒業することが大事なわけでもありません。
子どもにとって家庭が安心できる環境で、親がわが子の成長をわが子のペースで楽しめることがとても大切です。
そのためにも親は焦らず、親子ともにストレスがかからない状態を作れるといいですよね。無理せず焦らず、のんびりいきましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!