イタリアの「マリトッツオ」や「カッサータ」、韓国の「クロッフル」や「マヌルパン」など、最近、外国から入ったスイーツやパンが人気ですね。台湾の「豆花（トウファ）」も人気で、全国に専門店も登場しています。今回は、2020年1月に札幌にオープンした「十勝豆花」にお邪魔してきました。

「豆花」とは？

豆花（トウファ）とは、豆乳から作られ、トッピングによって味やボリュームが変わり、台湾では昔から朝食や甘味として親しまれています。絹ごし豆腐のような食感で、口の中でトロっととろけ、チュルンと喉越しのよく老若男女に人気があります。

台湾では、これに、柔らかくしたピーナッツや小豆、タピオカなどをトッピングしてほのかに甘いシロップをかけていただくのが伝統的な食べ方です。夏には冷やして食べたり、体の冷える冬はショウガ汁を加えて温めて食べたりするそうです。

その魅力は低カロリーであること、そして、大豆が原料なので高たんぱく質であること。あまり罪悪感のないスイーツとして人気が出ているようです。

十勝豆花の豆花！

2020年1月、円山にオープンした豆花専門店「十勝豆花本店」。

今の札幌は雪がとても多いのでわかりづらいのですが、何とか雪山の間に目印の白い暖簾を発見！　中に入ると、8名ほどが座れる長テーブルとカウンターのみのシンプルでこじんまりとしており、壁には観葉植物などがあって、ナチュラルテーストでホッとする店内です。

こだわりは、十勝産大豆を潰して濾（こ）し、絞ってできた豆乳を使って豆花を作るという手間のかけようです。シロップは北海道産のてん菜糖が原料で、プレーンとジンジャーが選べます。

豆花そのものの味を楽しめる「十勝豆花 プレーン」（550円)のほかに、トッピングが異なる「十勝豆花 ミックスA」「十勝豆花 ミックスB」「十勝豆花 ミックスC」があります。お店一番人気は「十勝豆花 全部のせ」（825円)で、豆花に十勝産小豆、白玉、マンゴー、季節のフルーツをトッピングしています。

私も一番人気の「十勝豆花 全部のせ」を食べてみました。

この日は、イチゴとキウイフルーツ、バナナ、パイナップル、柑橘などが添えられていました。

私はジンジャーシロップをお願いしました。さすが、ショウガ！　あとから体がポッポとしてきました。

そして、フワフワッとした豆花といろいろな味のフルーツの甘酸っぱさが広がり、ペロリ！　罪悪感のないスイーツを堪能しました。

そのほかのメニュー！

ほかにも紅茶にリンゴや4種類のベリーを合わせた「アイスフルーツティー ミックスベリー」や、ジャスミンティーに、マンゴーを主体としたトロピカルフルーツを合わせた「アイスフルーツティー トロピカル」もあります。

なんとなくスイーツのお店のように見えますが、しっかりご飯もあるんですよ。

豚肉を甘辛く煮込んでご飯にのせた、台湾の代表的な名物料理「魯肉飯（ルーローハン）」や、同じく台湾の名物料理の、蒸した鶏肉をご飯にのせて香り高いタレをかけて食べる「鶏肉飯（ジーローハン）もあります。

次は、私もご飯にしようと思っていますが！

コロナ禍の今は、テイクアウトも充実。

素材にもこだわった「十勝豆花」。ぜひ、ちょっとヘルシーなスイーツを食べたいなと思ったら、足を運んでみてくださいね。

＜十勝豆花本店＞

＊住所：札幌市中央区北1条西23丁目1-15

＊TEL：070-3965-0711

＊営業時間：12:00～18：00（売り切れ閉店）

＊定休日：火・水曜日

＊ホームページはこちらをご覧ください。

＊公式インスタグラムはこちらです。