まだ間に合う! 「紅葉が美しい中部・甲信の温泉地」5選
ようやく秋らしい気候となり、日本各地で紅葉が見頃を迎えている。
温泉に入りながら紅葉を愛でることができるのは、今のシーズンだけである。
北日本や高地では落ち葉となりつつあるが、中部・東海・甲信などはこれからが見頃のエリアも多い。
そこで、「紅葉温泉」が楽しめる中部・甲信の温泉地を5カ所紹介したい。
下呂温泉(岐阜県)
「日本三名泉」のひとつに数えられる歴史ある名湯。中部・東海を代表する温泉地のひとつである。川沿いに広がる温泉街には、温泉寺、下呂温泉合掌村、湯の町雨情公園など紅葉が美しいスポットも多い。湯については、源泉かけ流しの宿とそうでない宿があるので、源泉そのものにこだわる人はしっかり調べてから宿を選びたい。
寸又峡温泉(静岡県)
南アルプスの南端、大井川支流の寸又川の渓谷に湧く温泉。すべすべとやさしい透明湯は「美肌の湯」として評判だ。エメラルドグリーンの湖面が美しい「夢のつり橋」は観光スポットでありながら、紅葉の名所でもある。11月中旬が見頃になる予定。
奈良田温泉(山梨県)
山梨の秘湯、奈良田温泉へと続く南アルプス街道、早川渓谷は、紅葉の名所でもある。奈良田温泉に面した奈良田湖周辺は必見。日帰り入浴は「奈良田の里女帝の湯」がおすすめ。少しぬるめだが、紅葉を愛でながら長湯を楽しむことができる。
浅間温泉(長野県)
松本市の奥座敷としての歴史をもつ温泉地。周囲には松本城などの名所が多く、観光も楽しめる。温泉は30軒弱の旅館、共同浴場、日帰り温泉施設などで入浴できる。市街地にあるので、山間部より紅葉の見ごろは少し遅め。温泉街には神宮寺など紅葉スポットもあるが、ちょっとした路地裏を散策しても、色づいた木々を愛でることができる。
切明温泉(長野県)
豪雪地帯としても知られる秋山郷の最深部に湧く温泉地。川原をスコップで掘るとマイ温泉を手づくりできることでも知られる。切明温泉に至る途中にも名湯が点在しているので、温泉めぐりも楽しい。アクセスが大変な山深い地に湯煙をあげるだけあって紅葉も美しく、11月初旬までは見頃。