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片付けのプロが教える!片付け苦手さんがやりがちなNG収納

高桐久恵整理収納アドバイザー

岐阜県で整理収納アドバイザーとして活動している高桐久恵です。

私はこれまで250軒以上のお宅の片付けをお手伝いしてきました。たくさんの片付け現場を見てきて片付けが苦手な方がだいたいやっている収納は共通していることが分かりました。それも良かれと思ってやっている事が多いのですが、逆効果になってしまうパターンも多くあるようです。

白い収納ボックスを並べる→どこに何が入ってるか分からない

白いボックスはスッキリ見えるが中身が分かりにくい。
白いボックスはスッキリ見えるが中身が分かりにくい。

扉を開けたら白いボックスがずらりと並んでいて整然としている。そんな画像をSNSでもよく見かけるようになりました。見えるところだけでなく収納の中も美しくする。気持ちは非常に分かりますが、中身が見えないケースは置く場所によっては存在を忘れてしまうリスクがあります。例えラベルを貼っていても結局は一度確認してみないと中に何が入っていたかは覚えていないもの。

白い収納ボックスを置く場合は中身を上から覗ける目線より下の位置に配置するか、どこから見ても中身が見える透明のボックスを使う事をオススメします。

細かく分けすぎてしまう→戻すのが面倒になりその辺にちょい置き

ラベリングは必須。
ラベリングは必須。

片付ける際にする『分類作業』。片付けの苦手な方は分類が苦手だともいわれています。

分ければ分けるほど、細かい収納になりスペースも収納グッズも必要になってきます。

それが引き出しだったりすると引き出す手間もプラスされるので、頻繁に使うものを入れると次第に戻すのが面倒になってその辺にちょい置き…なんてことになる可能性大です。

使うときも戻すときも定位置を探すという手間がかかりますので、ざっくりとしたグループを作って実際に使いながら細かくしていくことをおススメします。

重ねて収納→ワンアクションで取れない

ついついケースに投げ込み収納してしまいがち。
ついついケースに投げ込み収納してしまいがち。

立てて収納すると一目瞭然。
立てて収納すると一目瞭然。

衣類や食器など日常生活において増えやすいアイテムというものがあります。

それらを収納する時、ついつい重ねて収納しがち。すると下の物を取り出すときに面倒になって結局上から使ってしまうのがオチ。

収納は『立てる』が基本。できるだけ動作の数が少なくなるように意識して収納してみましょう。

立てることで、どこに何があるかがすぐに分かり、探し物とは無縁になります。

まずは物の量を把握するところから。

最後にこれまでお伺いしてきたほとんどのお宅で共通することの一つに、整理より収納のほうに意識が向いている方が多いということ。

「どんな収納にしたらスッキリしますか?」「先にどんなグッズを買えばいいですか?」

このような質問を事前にいただくことがありますが、

片付けられない大きな原因は物が多すぎるということです。まずはご自身が何をどのくらい持っているのかを知り、限られた収納スペースにどう収納したら使いやすくなるのかを考えることが非常に重要です。そのためには、むやみに物を増やさない生活習慣にしていく必要もあります。

まずは気になる場所のものを一度全部出して、『知る』ところからスタートしてみましょう。

筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。

整理収納アドバイザー

新しい自分に出会うお手伝いを!の言葉をモットーに今の自分を変えたい方のサポートをしています。整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、生前整理アドバイザー、発達支援教育士。講座セミナー受講者 1600人以上/片付け作業実績 1500時間以上/岐阜県大垣市在住。小学生2人の男の子ママ。

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