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iPhone 15 Pro/Pro Maxが変色すると騒ぎに。アップルは「皮脂による一時的な汚れ」と

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
iPhone 15 ProのSIMカードスロット右半分を汚した状態。筆者撮影

 アップルが9月22日に発売した新型スマートフォン『iPhone 15』シリーズのうち、『iPhone 15 Pro』と『iPhone 15 Pro Max』のチタンフレームが変色すると騒がれていましたが、「一時的なものだ」とする説明をアップルが行いました。

チタンフレーム部分が変色している?

 この問題は9月13日の新商品発表イベントで、現地取材メディアが紹介していた『iPhone 15 Pro』と『iPhone 15 Pro Max』の実機が変色しているように見えたことが発端です。

 多数のプレス関係者が触ったであろう『iPhone 15 Pro』と『iPhone 15 Pro Max』の側面は指紋により変色しており、このことから「『iPhone 15』はケースをつけないと変色する」とSNSで騒がれるようになりました。

「一時的な指紋の汚れ。拭けば取れる」とアップルは説明

 こうした騒ぎを受けて9月21日、アップルはiPhoneのクリーニング方法を紹介するページを更新

 そのなかで「『iPhone 15 Pro』と『iPhone 15 Pro Max』は、皮膚の油分により外側のフレームの色が一時的に変化することがあります。柔らかく、少し湿らせた、糸くずの出ない布でiPhoneを拭くともとの外観に戻ります」と変色は一時的なものであることを説明しました。

 実際に筆者の『iPhone 15 Pro』でテストもしてみました。

 SIMスロット部分の右側に皮脂をつけてみたところ、やや変色してしまいました(カラーがナチュラルチタニウムのため、分かりにくくてすみません)。

iPhone 15 ProのSIMカードスロット右半分を汚した状態。やや白っぽくなっている。筆者撮影
iPhone 15 ProのSIMカードスロット右半分を汚した状態。やや白っぽくなっている。筆者撮影

 しかし、クリーニングクロスで拭くとその汚れはすぐにキレイになりました。

拭くとSIMカードスロットの汚れが肉眼では分からなく。筆者撮影
拭くとSIMカードスロットの汚れが肉眼では分からなく。筆者撮影

 『iPhone 15 Pro』や『iPhone 15 Pro Max』をケースに付けずに使っており、汚れが気になるという方はクリーニングクロスで拭くことをおすすめします。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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