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結末は9回に NC、同点に追いついたその裏、牽制悪送球でキウムにサヨナラ負け<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
悪送球でホームに向かうパク・チョンウム(写真:キウムヒーローズ)

オールスターブレイク明けの26日、韓国KBOリーグは首都圏の2試合が中止になり、3試合が行われました。

コチョクスカイドームで行われたキウムヒーローズ対NCダイノスは、4-1でキウムがリードの9回表、NCは無死一、二塁で4番パク・ソクミン選手がレフトへ15号3ランホームラン。4-4の同点としました。

キウムはその裏、1死三塁のチャンスを作ると、8番イ・ジヨン選手の打席でNCの5番手イム・チャンミン投手の三塁への牽制球が悪送球となり、三塁走者が生還。キウムは5-4でサヨナラ勝ちしました。

ここまで3連勝していた両チームの対戦はキウムが勝って4連勝としています。

◆「8月の日・休日ゲームの試合時間が変更」

韓国では試合開始時間を主催球団ではなくリーグが決めています。7、8月は平日18時30分(一部例外あり)、日・休日が18時開始です。

しかしKBOリーグは19日、8月の日・休日の開始時間を17時に変更しました。今季は観客数が伸び悩んでいることから、ファンの試合翌日の出勤や登校に配慮したものです。

韓国では変更した方が良いと判断されれば、それが直前であっても変わるケースがあります。変更による混乱よりも、合理性を優先させる傾向にあるのが日本との違いです。

どちらが良いということではありませんが、「原理原則と重視する日本」と「臨機応変に対応する韓国」というのが両国の特徴とも言えるでしょう。

なお、既に8月の前売り券が発売されているロッテジャイアンツの日・休日ホームゲームは、当初の予定通り18時開始です。

◇7月26日(金)の結果

・トゥサン 中 止 KIA(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 5- 4 NC(コチョク)

 勝:チョ サンウ

 敗:イム チャンミン

・KT 中 止 LG(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 9- 8 ハンファ(テグ)

 勝:マグワイア

 敗:チャン ミンジェ

・ロッテ 6- 8 SK(プサン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ダイクゾーン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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