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グリーンオンしていた球に他人の打った球が当たってグリーンの外に行ってしまった…この時ボールは戻せる?

AKI GOLFゴルフを愛するシングルプレイヤー

「自分が先にグリーンオンさせていた球が、その後に同伴者が打ったショットに当たってグリーンの外に出てしまった…」なかなか起こり得ないこんな出来事が、男子ゴルフの欧州ツアー、ジェネシス・スコティッシュオープンで現実に起こった。

8番パー4の第2打、残り158ヤードからオーバーグが放ったボールが、同伴競技者のコリン・モリカワのボールに直接当たり、2つのボールは反対方向にグリーンから飛び出す形となった。以下がその詳細を捉えた映像だ。

上記のPGA TOUR Japanの説明にもある通り、このような場合のルールはゴルフ規則では以下のように定義されている。

【規則9.6 | 外的影響が拾い上げた、動かした球】
外的影響(ストロークプレーの別のプレーヤーや別の球を含む)がプレーヤーの止まっている球を拾い上げたり、動かしたことが「分かっている、または事実上確実」な場合、罰なしにその球を元の箇所にリプレースしなければならない。(分からない場合は推定しなければならない)

つまり先にグリーンオンさせていたプレイヤーは、この場合元にあった位置(あったと思われる位置)に無罰で戻すことができるのだ。

しかし後からショットを打ってボールを当ててしまった側に関しては、最終的にボールが止まった地点から次打を行わなければならない。

コリン・モリカワのボールが無ければグリーンオンしていたと思われるだけに、オーバーグにとっては不運な結果となってしまった。

ぜひこの機会に正しいルールを覚えてほしい。

ゴルフを愛するシングルプレイヤー

ゴルフを愛してやまないシングルプレイヤー。慶應義塾大学商学部卒業。最大飛距離300ヤード以上を誇るビッグドライブが武器。ベストスコア69。2024年度四国アマ出場選手。ゴルフ上達のために蓄えた豊富な知識を世の中に広めることを目標に活動している。「フォロー」ボタンをクリックすると、他の記事も読めるようになります。ぜひフォローをお願いいたします。

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