こんにちは！
元旅行会社勤務、旅行プランナーのAYUMIです。

梅雨が明け、3号、4号と連続して台風が発生しました。いよいよ台風シーズンに突入、という感じがします。旅行に台風が当たらないか心配ですよね。

万が一旅行日程に台風が当たってしまったとき、取るべき行動を知っているのと知らないのとでは大きな差ががあります。

例えば、家に帰ることが出来る早さ。
旅先で欠航してしまいどうしようと右往左往している間に有識者たちはさっさと家に帰っている、ということもあります。

実際に旅行会社勤務時代、大型台風により多くの飛行機が欠航し、その後運航が再開しても満席で航空券が取れず数日間帰宅することができないお客様が数多くいらっしゃいました。

出来る限りそうならないように！
今回は知っておけば心の準備ができる「沖縄旅行時の台風対策」について、ちょっとした知識をお伝えできればと思っています。

台風が発生！欠航はいつわかる？

欠航が決まるのは平均的に前日から当日です。
もっと早く決めてよ！という気持ちもよくわかりますが、台風の進路は予想から大幅にずれることもあるため、直前になることが多いです。

回避不可避......！という状態になれば、欠航を発表している感じですね。

欠航していないが旅行を取りやめたい

「欠航」していない場合のキャンセルは、自己都合となるため、基本的にはキャンセル料が発生します。

ただ、ANAやJALなどのFSC（フルサービスキャリア）、スカイマークなどのMCC（ミドルコストキャリア）では「運航に影響が見込まれる際の変更・払い戻し」の対応を行っている場合があります。
（※便や路線によるため、ご予約の航空会社サイトをご確認ください。）

これは欠航にはなっていないものの、運航が危ぶまれる便を事前に発表し、特別な対応を行っているもので、無料で変更・払い戻しができるようになっています。

なお、LCC（ローコストキャリア）は基本的にこの対応がないので、欠航すれば全額払い戻し、そうでなければ自己都合（＝キャンセル料発生）です。

欠航したけど、どうしても行きたい。

航空会社によって対応が異なりますが、基本的には「後続便へ振替をする」もしくは「欠航した分を払い戻ししてもらい、新しい便を新規予約する」という形になり、各航空会社ホームページ（WEB上）で振替手続きが出来ます。

ただし、旅行会社で購入した航空券はWEB上で手続きが出来ない可能性もあるので要注意です。その場合は購入した旅行会社に確認しましょう！

旅行中、帰りの飛行機が欠航した。

飛行機の変更については前項の通りですが、沖縄など観光地に台風が直撃する場合は自分と同じような状況の人が大量にいる、ということを忘れてはいけません。

公式サイトやコールセンターは繋がりにくく、つながったとしても「希望の便が取れない」ことが本当に多いです。

もし、出発空港に向かうことができるのであれば、空港のキャンセル待ちカウンターに並んで手続きする方が早いケースもあります。

旅行先で欠航！当日帰れず宿泊が必要

残念ながら、宿泊費用は自費です。

天候は航空会社にも非がないことですので、航空券振替費用＝負担なし（元々搭乗する権利で振替を行う）、その他延泊費用は実費負担ということになります。

そして、当日帰れないと分かった時点で宿泊先を探すことをおすすめします。

もし旅行先が悪天候で「外に出るのも危険かも」と感じるのであれば、元々利用していたホテルフロントで相談すると良いです。

また、沖縄の場合レンタカーを利用しているケースが多いと思うので、レンタカー会社にも連絡をして相談しましょう。

航空券購入時は悪天候対応の確認を！

こういった悪天候や自然災害での対応は「航空会社」によって異なりますし、変更や取り消しの規定は「購入した券種」で異なることも多いです。

JALやANAであっても先得・スーパーバリューのような格安で販売していたものや、旅行会社で購入した航空券（航空券のみ、ツアー共）は、融通が利かない可能性が高いです。

7月～10月の沖縄は台風シーズン。

万が一のために、悪天候時の対応などは事前にチェックしておきましょう！