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NHK #紅白歌合戦 の本当の対戦相手は、生視聴率 の『#ティーバルナウ』で可視化できるようになった

神田敏晶ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント
出典:ティーバルナウ

KNNポール神田です。

いよいよ、2023年も残すところ数時間となった。
2023年12月31日(日)は19時20分〜23時45分まで『第74回NHK紅白歌合戦』が放送される。4時間25分、265分間の国民的番組が今年も放送される。
今年は、『ジャニーズスキャンダル』で所属タレント陣が出演しないという異例の紅白歌合戦となる。
これは『NHK』という『公共放送』としては正しい判断であったと思う。

■ジャニーズの抜けた後を補填する企画演出が見ものに…

出演歌手と曲順も発表となっている。ジャニーズなしでも、成立するのか?というのもNHKの手腕が試される今回の紅白歌合戦となりそうだ。

出典:第74回NHK紅白歌合戦
出典:第74回NHK紅白歌合戦

出典:第74回NHK紅白歌合戦
出典:第74回NHK紅白歌合戦

https://www.nhk.or.jp/kouhaku/artist74/

■特別企画『Queen』という洋楽ファンへの効果はいかに?

出典:第74回NHK紅白歌合戦
出典:第74回NHK紅白歌合戦

紅白歌合戦に出場予定の『クイーン+アダム・ランバート』。

2023年、1973年イギリスでのメジャーデビューから50周年となる『Queen』が『クイーン+アダム・ランバート』として登場するという。これは、年季の入った洋楽ファンという層と映画『ボヘミアン・ラプソディ』でQueenを知ったファン層へのアピールとなることだろう。

https://www.nhk.or.jp/kouhaku/topics74/topics_231129-1.html

そして、最後の最後のサプライズニュースで『The Beatles』の新曲の『NowAndThen』も紅白歌合戦で発表されるか?と筆者は期待し続けていたが、それはなさそうだ。やはりアジアの一国でだけ出演するというのはメリットがなさそうだ。

しかし、『クイーン+アダム・ランバート』の場合は、2024年2月から4都市5公演の日本ドームツアーがあるので、プロモーションとしても紅白歌合戦は良い機会となることだろう。

出典:クイーン+アダム・ランバート 来日公演チケットサイト
出典:クイーン+アダム・ランバート 来日公演チケットサイト

https://www.creativeman.co.jp/artist/2024/02queen/

アダム・ランバートとのコラボも円熟を迎えている。

『ドント・ストップ・ミー・ナウ』1曲だけというのも、もったいないところだろう。メドレーでも名曲を聞かせてもらいたいものだ。

そして、紅白歌合戦や、Queenの出番がどれだけ視聴率を取れるのかというところも気になる。

常に、https://tval-now.switch-m.com/ で5分前の視聴率がわかるので、どのくらいだったのかを調べることができるので、番組のリサーチなどにもとても役にたつようになった。

しかも、共有ボタンでx.comやLINEで共有もできるのだ。

■今年の紅白歌合戦は、『ティーバルナウ』の生視聴率を見ながらNHKの成果を確認できる

出典:ティーバルナウ
出典:ティーバルナウ

『ティーバルナウ』のわかりやすさは、5分後の視聴率が誰もがすぐにわかるというところだ。

関東で1万2,000人、関西4,000人、中京2,000人のパネルからデータが生成される。翌日にならないと視聴率が発表されなかったが、リアルタイム視聴率として、5分前の視聴率を誰もがクリックひとつで、テレビの視聴シーンを可視化できるようになった。

https://tval-now.switch-m.com/

出典:スイッチメディア役員、社員紹介
出典:スイッチメディア役員、社員紹介

https://www.switch-m.com/corporate/about

役員のバックグラウンドがバラエティに富んでいる。リクルート、マクロミル、外資系コンサル、野村総研とテレビ業界と違った畑なのがユニーク。

福羽氏は2014年10月から提供を開始した、テレビ視聴分析クラウドサービス「SMART(現・ティーバルナウ)」について解説。同社では調査対象世帯のテレビに視聴データの測定装置を取り付け、テレビ番組やCMの視聴状況データをインターネット経由で収集。関東1都6県エリアを対象に、2000世帯5000人規模でテレビ調査モニタを構築し、サービス拡充を進めてきた。
https://mag.sendenkaigi.com/senden/201504/report/004805.php

『リアルタイム視聴率』は2023年8月から提供されており、ハッシュタグ『 #TVALnow 』 で視聴率のグラフが共有されている。

テレビ視聴率調査がニールセンが撤退したので実質ビデオリサーチ社のみのところに『スイッチメディア』の『ティーバルナウ』が加わった形となる。

ビデオリサーチが関東2,700世帯,関西1,200世帯、中京600世帯なので、『ティーバル』の母集団パネルの大きさがわかる。

出典:ビデオリサーチ
出典:ビデオリサーチ

https://www.screens-lab.jp/article/27287

さあ、今年の紅白歌合戦はどれだけの人にリーチできたのか?

男子女子を紅白に見立てる番組フォーマットもそろそろ見直すジェンダーレスな時期ではないかとも思う。白組・紅組の勝利にどれだけの人が、感情移入できるのだろうか?

むしろ、性差別を助長している歌合戦のような気がしてならない。

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

1961年神戸市生まれ。ワインのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の出版とDTP普及に携わる。1995年よりビデオストリーミングによる個人放送「KandaNewsNetwork」を運営開始。世界全体を取材対象に駆け回る。ITに関わるSNS、経済、ファイナンスなども取材対象。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部、サイバー大学で非常勤講師を歴任。著書に『Web2.0でビジネスが変わる』『YouTube革命』『Twiter革命』『Web3.0型社会』等。2020年よりクアラルンプールから沖縄県やんばるへ移住。メディア出演、コンサル、取材、執筆、書評の依頼 などは0980-59-5058まで

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