【富士川町】かつての富士川舟運の要所 鰍沢の老舗和菓子屋さん
和菓子好きの筆者。今回は富士川町鰍沢にある和菓子屋さん「竹林堂」さんにお邪魔してきました。創業明治36年の老舗和菓子屋さんです。
平成28年に、国道52号の一部が国から県へ管理が移管され県道42号になり、往時の賑わいが偲ばれるやや寂しい街道筋。かつては富士川舟運の要所として栄えた鰍沢ですが、陸路の発展とともに舟運が廃れたのに似た流れを感じます。そんな道沿いにある看板が以前から気になっていたので、今回思い切ってお邪魔してみました。
店内に足を踏み入れると、色とりどりの和菓子や洋菓子が目に飛び込んできます。和菓子好きの筆者にとって、とても嬉しくワクワクする空間です。
お店の看板商品「塩饅頭」(1個160円税別)
こちらも看板商品「富士川カステラ」(1個160円税別)
今回、一番気になっていたのが「かりんとう饅頭」(1個140円税別)オススメ!
わざわざ写真映えするように切っていただいてしまいました。が、その写真が上手くなかったですね(反省)
かりんとう饅頭の姉妹品「ぷりんとう饅頭」(1個160円税別)こちらの中身は餡の代わりにカスタードプリン。カラメルソースが絶妙で絶品です。かりんとう饅頭と並んでオススメ!
このようにアウトレットコーナーまであって、元々リーズナブルなお値段なのに更にお得になっています。当然、味・品質には何も問題はありませんよ。
ご厚意でお土産までいただいてしまいました。自分で購入したぶんよりも多くて何か申し訳ない感じです。先ずは、かりんとう饅頭とぷりんとう饅頭を食べてみましたが、表面のかりんとう生地のパリッと感と、餡・プリンとのバランスが絶妙で、お茶請けに置いてあると喜ばれると思います。また、日本茶だけでなくコーヒーや紅茶にもよく合うと思います。筆者は和菓子とコーヒーの組み合わせが大好きですね。
かつては富士川舟運で栄え、そして国道時代は沢山の車の往来があった地ですが、富士川寄りに新しく国道が通るようになった現在、やや寂しさを感じるのは否めません。ですが、昔ながらの味を大切にしながら、新しい味の創作にも積極的な姿勢が伺える同店には、地域を支える力強さを感じることができました。
これから間も無く、桜を始め花の季節がやってきます。美味しいお菓子を持ってチョイとお花見に出掛けてはいかがでしょうか?