【身延町・南部町】県下一の長さ!森林基幹道三石山線ロングドライブ〜紅葉真っ盛りの山道と富士の絶景〜
良い天気の週末。気温も上がる予報なので、ゆっくり林道ドライブと思い、県下一長いと言われる、延長38kmの【森林基幹道三石山線】へ出かけてきました。
国道52号から県道9号と10号を経て、身延町内船から山中へ町道を上っていくと、森林基幹道三石山線と佐野川の柿元ダム(天子湖)への道の分岐に到着します。ナビで「身延町 日蓮宗 源立寺」と検索すれば大丈夫だと思います。
しばらくは杉の植林間を高度を上げながら進みます。ちなみに全線舗装されていますが、荒れている路面が多いので、二輪車や車高の低い車での通行はかなり注意が必要です。
途中、別の林道への分岐があります。
佐野峠までは町道内船上佐野線、佐野峠を経由して南部町上佐野地区へ抜ける道が県営林道佐野峠線です。こちらは、コンクリート簡易舗装で結構な勾配になりますが、佐野峠からを富士山を拝みたい方はチャレンジしてみてください。ただ、軽自動車でもすれ違いが困難な道なので、それ相応の運転技術と度胸は必要かもしれません。
急勾配を上がりきると、視界が開けて富士山がお出迎えしてくれました。
色付いた山々の向こうに冠雪した富士山。美しい。
佐野峠の駐車場。この辺は「森林文化の森 思親山の森」として整備されているようです。思親山(1030.9m)の登山口もあります。山頂までのコースタイムは45分とのことなので、いつか登りにきたいですね。
佐野峠から元の道を引き返し、再び三石山線へ。林道は天子山地の西側を巻いて走っているので、所によって富士川を挟んで対岸の街並みや南アルプスを望むことができます。
紅葉真っ盛り。見惚れて運転していると落石踏んでしまうので要注意。
森林基幹道の目的の一つとして、山間集落の連絡道としての役割があります。こちらは身延町大崩地区。
こちらは身延町椿草里地区。ちなみに、林業や連絡道以外の目的として、下部温泉や三石山、思親山など観光による地域振興や、富士川に沿って走る道が災害によって通行不能な場合の迂回路としての役割もあるようです。富士川沿いが通行不能なほどの災害時に、一般公道より脆い林道が大丈夫かと言うと怪しいところですが。
ホント、紅葉が見事でした。
途中、道路脇に展望台があります。
展望台からの景色。絶景かな。
最終的に下部川にかかる鉄橋を渡り、身延町下部の県道415号に合流。右に進むと静岡県富士宮市へ抜けて、左に進むと下部温泉街へ。
今回は、林道としては県下一長いと言われる森林基幹林道三石山線を全線通してドライブしました。紅葉がピークを迎える時期に、時間をかけてのんびりと走ることができて良かったです。出会ったのは、車・バイク各一台と猿3頭でした。平日は作業の車両等が走るので、のんびり安全にドライブするなら、日曜日や祝祭日をオススメします。また、約38kmの道のりは直線が極端に少なく、疲労が溜まりやすいので、途中休憩するなど安全運転でドライブをお楽しみください。