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【京都】銭湯にぽーっと浸かる。令和誕生のレトロでモダンな「ぽて湯」に入浴「梅小路ポテル京都」

南とりっぷ旅&グルメライター

ホテルなのに銭湯がある!それが、2020年10月にオープンした「梅小路ポテル京都」です。ホテルの敷地内にある銭湯「ぽて湯」は、立ち寄り湯もOK。令和の銭湯を楽しんできました。

≪令和に誕生したモダンな銭湯≫

画像提供:梅小路ポテル京都
画像提供:梅小路ポテル京都

銭湯がある「梅小路ポテル京都」は、京都駅のおとなりJR梅小路京都西駅から徒歩3分ほど。隣には京都水族館があって、京都鉄道博物館もすぐそばです。

ポテルの名前は「Port(港)」と「Hotel」を組み合わせた造語。JR西日本グループの宿泊施設です。ホテルのロゴは「ポ」の文字をデザインしています。

ぽて湯があるのは道に面した梅小路横丁。地元の方や観光客がふらりと立ち寄りやすい銭湯です。

ぽて湯の向かいには自家製の麹を使った甘酒や醗酵食品を販売する「梅小路醗酵所」があって、イートインスペースも用意。ホテルの美味しいカフェもオススメです。

立ち寄り入浴の営業時間は15時から20時まで。

入口にのれんがかかっていたら、立ち寄り入浴営業中の印。立ち寄りが終わると外されます。

立ち寄り入浴の方は番台でお金を払います。手ぶらで行ってもタオルなどのレンタル(有料)があります。

ぽて湯は牛乳石鹸の赤箱とコラボする銭湯です。

銭湯で売っている赤箱は「ぽて湯」オリジナルの小さなサイズで、ぽて湯のマスコット「ぽ鶴」が描かれる限定品。お土産にもオススメです。

固形石鹸で身体を洗うのもレア体験。キメの細かい泡ができて、洗い上がりもサッパリ&しっとり。

銭湯の下駄箱と言えば松竹錠!

これは木製(金属製もあります)の鍵で、大きな木札にしたのは紛失防止のため。銭湯ファンの心をくすぐるアイテムです。

入浴のマナーをぽて湯のマスコットキャラクター「ぽ鶴ちゃん」が紹介。

スーパー銭湯やホテルの大浴場とはちょっとマナーがちがうので、覚えておくと街場の銭湯でも役立ちます。マナーを守って気持ちよく利用しましょう。

≪浴場は本格的な銭湯スタイル≫

男湯
男湯

湯船は、“白湯”と呼ばれる沸かし湯をメインに、ジェットバス、露天風呂、ドライサウナ、水風呂を用意。

「銭湯絵」は銭湯絵師の中島盛夫さんの作。男湯では、田園風景の中に、五重塔と牛乳石鹸のモチーフになっている牛が描かれています。

女湯
女湯

女湯の銭湯絵は、嵐山の渡月橋を思わせる橋のかかった川の絵。

コンパクトながら露天風呂もあります。

男湯サウナ
男湯サウナ

男女ともドライサウナを用意。温度は94度ほど。

もちろん水風呂もあり。17.5度と入りやすい温度です。

≪銭湯の洗い場はちょっとちがう!≫

浴場入口に重なるバスチェア。

ホテルの大浴場やスーパー銭湯では、洗い場ごとに洗面器とバスチェアが用意されますが、銭湯では入口付近に重ねられ、利用時に自分で持って行き、使い終えたら元に戻すのが銭湯ルールです。

牛乳石鹸の真っ赤な洗面器はとっても鮮やか。ホテルでも販売しています。

固定式のシャワーも銭湯ならでは。これは隣や後ろの人にかからないための仕様です。シャワーヘッドの向きを変えられるので、自分で調節して使います。

お湯と水が別々の水栓もザ・銭湯式。

上のハンドルがシャワー用です。街場の銭湯ではシャワーの温度を調節できず、熱めのお湯が出ることがよくありますが、令和の銭湯ぽて湯では、シャワー用のハンドルをひねると温度を変えられます。

街場の銭湯が、敷居が高く感じられる人は、ぽて湯で銭湯デビューしてみてはいかがでしょう。

<梅小路銭湯ぽて湯>
住所:京都府京都市下京区観喜寺町15
定休日:年中無休
提供時間:立ち寄り入浴15時~20時(最終受付19時30分)
宿泊者15時~24時 6時~10時
料金:立ち寄り入浴 大人(中学生以上)600 円、小学生300 円、幼児150 円
※0から2歳児と、宿泊者は無料
詳細はこちらをご覧ください 公式ホームページ(外部リンク)

旅&グルメライター

草津温泉にどっぷりハマって、自動車雑誌の編集者から旅ライターに転身。観光、温泉、グルメにスイーツ。旅先のお役立ち情報をお知らせします。特に、その観光地の良さはどこ?このホテルやお宿のいいところはナニ?このスイーツの美味しさの秘訣は?そんな具合いに、みなさんの気になるポイントを一歩も二歩も踏み込んで紹介します。

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