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【河内長野市】図書館の前が期間限定インドのカフェに!グローバルカフェの初日に行ってきました。

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昭栄町に、河内長野市立図書館が入っているキックス(市民交流センター)がありますが、その1階にかつて小さなカフェがありました。覚えていらっしゃる方も多いかと思います。

しかし、残念なことにコロナ禍のため閉店し、以降カフェスペースは活用されていませんでした。

昨年の世界の文化ごった煮
昨年の世界の文化ごった煮

このキックス1階の休眠カフェスペースを復活させたのが、河内長野国際交流協会(KIFA)(外部リンク)。毎年秋に開催しているイベント、世界の文化ごった煮でのことでした。

昨年の開催時、休眠カフェスペースで中国の軽食やお茶を提供するカフェを開いたのです。

世界の文化ごった煮で提供されたもの
世界の文化ごった煮で提供されたもの

その時に提供されたものが、こちらの水餃子と中国茶です。

「このようなスペースがあるのにもかかわらず、普段使っていないのはもったいないなあ」と、そのとき私は思ったものでしたが、嬉しいことに3月9日から11日の3日間限定ではありますが、再び活用されることになりました。

というわけで、昨日の午前11時過ぎにキックスの前に行きました。

窓に何か貼ってありますね。グローバルカフェ(Global Cafe)と書いてあります。窓の奥に、テーブル席とカウンター席もあるのも見えますね。

それでは、さっそく建物の中に入りましょう。

入口から入って右側に、グローバルカフェ(Global Cafe)ができていました。ごった煮の時は、イベントで簡易的に使っていたという雰囲気でしたが、今回はきっちりとしたカフェ仕様になっています。

さてこのグローバルカフェですが、今回はインドをテーマにしているそうです。

入り口には、いかにもインドという雰囲気のものが飾られていますね。

ちなみにこの絵柄を調べると、カーリーという女神が夫のシヴァ神を踏みつけているシーンとのこと。

私が来たのは開店してすぐの11時だったので、なんと初めてのお客さんだったようです。4人掛けのテーブル席が4つと、外が見えるカウンター6席と22人が入れるカフェになっていました。

ということで、さっそく席に座りました。

テーブル席の様子です。テーブルにクロスが掛けられていますが、これだけで異国の雰囲気になっているから不思議です。

カウンター席の様子です。キックス前の広場が見えますね。

席からは、広場の昆虫や鳥の石像もよく見えます。

では、今回のグローバルカフェでは、どんなメニューがあるのでしょうか?

それはこちらです。主にデザートナンとドリンクで構成されています。セットメニューはデザートナンとドリンクで500円とありますが、単品のデザートナンが150円で、ドリンクが350円なので、実は同じです。

ナンは有名ですが、その下にカレーパン風と書いた「プーリー」というのがありますね。

プーリー(पूरी)はどんな料理なのか調べてみると、現地では、全粒粉の生地を薄い円形にのばしたものを、油で揚げて膨らませたパン(揚げパン)なんだそうです。

テーブルクロスを拡大しました。このグローバルカフェは国際交流協会さんが行っているものですが、それにしてはカーリー神の絵とか本格的なものが多すぎますね。

理由をお伺いすると、今回はあるインド料理店の協力があったとのこと。

モダカさん
モダカさん

それは、三日市町駅近くにあるインド料理のモダカさんです。このお店は河内長野のインド料理店の中でもとくに有名で、テレビなどのメディアの露出も多いお店ですね。

このモダカさんが、料理も特別価格で用意してくださったというのです。残り今日明日2日間だけですから、これを聞いただけでもインド料理ファンは行かないともったいない!

さて、注文したメニューが登場しました。こちらはマンゴーラッシー(ヨーグルトをベースにしたドリンク)です。

そしてこちらはチャイ(インドのミルクティ)です。インドのドリンクとしてはラッシーと双璧をなす存在。

なお、ドリンクは定番のコーヒーと紅茶もあるので、インド料理には抵抗があるけど、インドの雰囲気を見てみたいという人も気軽に利用できるようになっています。

実際に年配の男性客の姿がありましたが、その人たちはコーヒーを飲みながらインドの雰囲気を楽しんでおられました。

さて、こちらが「プーリー」です。

今回の提供方法として、食べやすいように、揚げパンの中の空洞部分にカレー味のジャガイモや玉ねぎなどの具を入れたインド式のカレーパンとなっていました。

こちらはデザートナンです。今回はチョコレートを選択しました。

ナンとナンの間にお好みのペーストを塗ってあって、手を汚すことなく食べることができます。こちらもチョコレートとナンの相性がばっちりで、おやつ感覚で楽しめました。

ということで、気軽にインドの雰囲気がキックスで楽しめるわけですが、なぜこのようなことを始めることになったのでしょうか?ちょうどその場におられた国際交流協会の山本事務局長にお話を伺いました。

カフェの厨房スペース
カフェの厨房スペース

山本事務局長によれば、昨年のごった煮でカフェをしてみたらとても好評だったので、今年度中にもう一度やってみようということで、今回計画したとのこと。

国際交流協会の会員さんでインド舞踊をしている方が「やります!」と手を挙げてくれたので、インドをテーマにすることになったそうです。その際、インド舞踊の方を経由してモダカさんの協力が得られ、グローバルカフェの実現に至りました。

今回のスタッフは、インド舞踊の方を含め、会員さんのボランティアです。

またこれからは、世界中のいろんな国をテーマに、定期的にいろいろ出来たらと考えているそうです。

また山本事務局長は、下手に事業化を意識すると黒字化しないといけないから、プロにお願いするというよりも、そこに集う人たちが楽しめる空間が定期的にできれば、という思いがあるそうです。

ということで、昨日初日だったインドをテーマにしたグローバルカフェに行ってきました。

今日と明日の2日間、11時から15時までキックスの一階で実施されます。休憩がてら気軽に利用できるのも魅力ですし、普段インド料理店に入るのに抵抗があるような人もここなら行けますね。

もしスタッフの方がばたばたされておらずお手すきのようなら、先ほどの絵の話、カーリーがなぜシヴァ神を踏みつけているか聞いてみるのもありかも。

もし行かれたことがあるならインドの思い出話を、まだのようなら「インドはどんな国?」と聞いてみるのもきっと楽しいと思います。この機会に、ぜひキックスのグローバルカフェに足を運んで、インドの空気を感じてみませんか?

グローバルカフェ(11日まで)
住所:大阪府河内長野市昭栄町7−1 キックス1階
営業時間:11:00~15:00
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 市民交流センター前下車すぐ

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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