どうして…お気に入りの観葉植物を切ったのか
約3週間前、筆者は特にお気に入りの観葉植物、フィカス・リラータ・バンビーノの上部をハサミで切り落としました。いったいなぜでしょう?
これには理由が2つあります。今回はその理由とともに、実は夏の終わりの今がラストチャンスでもある、観葉植物のある暮らしをもっと楽しむ裏ワザをご紹介します。
目次
1.成長点を切り落として…
2.水を用意して…
3.切り落として約3週間たつと…
4.まとめ
5.余談 Instagramでちょっとバズったけど…
1.成長点を切り落として…
2年前に購入した、「フィカス・リラータ・バンビーノ」。虫がつくこともなく、ここまで順調に育ち、高さもおよそ160センチほどになりました。
しかし、このままひょろひょろと伸びていくより、上部の葉の量を増やし、ワサワサにしたい!と思い、思い切って成長点(新しい葉等を生み出す、茎などの先端部分)を切り落とし(「摘芯」という)、脇芽を成長させてみることにしました。
そう、理由の一つは樹形を理想の形に整えたかったから。やり方は簡単、清潔なハサミで、スパッと切り落とすだけ!
※フィカス(ゴムの木)は、幹から白い樹液がでる。かぶれる場合があるので、要注意
2.水を用意して…
さらに切り落とした枝は、1~3枚くらいずつの小さな節に切り分け、水につけておきます。
そう、これは「挿し木」という方法。切った枝から根が出て、新しい個体が生まれるというもの。植物を増やしたい、これが第2の理由でした。
ちなみに、「メネデール」という液を水の中に数滴垂らすと発根が促進されます。さらに発根率を高めたければ、「ルートン」という薬剤を断面に塗る。水は少なくとも2~3日で替えるといいそう。
3.切り落として約3週間たつと…
さて、以上の作業を行い、約3週間たちました。切り落とした断面や、水につけた枝たちはどうなったのでしょうか?
断面の横から脇芽が2個出て、そのうち1つは猛スピードで成長中!新しい葉も3枚ほど出ている。すごい!!
水につけといた挿し木。もじゃもじゃ根っこがでた!!しかも…
1つだけではない。今回7本作った挿し木のうち、5本が発根!恐るべし植物の力。
もう少し根が成長したら、土に植えて育てる予定です。
4.まとめ
お気に入りの観葉植物を切った理由…それは樹形を整え、挿し木で増やすためでした。
挿し木は暖かい時期にやると成功率がアップするので、やるなら今が今年やるラストチャンスかも!
ご覧いただきありがとうございました。
5.余談 Instagramでちょっとバズったけど…
ちなみに今回のカバー写真は、筆者のInstagramでプチバズったのですが、実は元ネタがあります。
「どうして。」…数年前、上野の森美術館で開催された「怖い絵展」。ご存じの方はいらっしゃるでしょうか。その展覧会のキャッチコピーが「どうして。」だったのです。
展覧会の目玉は「レディ・ジェーン・グレイの処刑」という、清らかな16歳の乙女ジェーン(9日間だけのイングランド女王)が、まさに処刑される…首を切られる寸前の場面を描いた作品。その残酷で美しい作品と、「どうして。」のフレーズのインパクトがとてもすごくて、印象に残っています。
うちのフィカス・リラータ・バンビーノは「首を切られた後」ですが・・・・