【八王子市】川を昇る1000匹の鯉のぼりと、今が盛りの八重桜。一度に両方観られる場所があります
今年も残念ながら令和4年(2022年)5月4日(水・祝)・5日(木・祝)開催予定だった「長房ふれあい端午まつり」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、中止となりましたが、長房市民センター前付近での鯉のぼりの掲揚のみ、4月17日から行われています。
八王子市長房町の長房市民センター前、南浅川両岸に1000匹の鯉のぼりが空を泳ぐ姿はとても美しく、見ているだけでも心が洗われるよう。
たくさんの方々が鯉のぼりを愛おしそうに観ていました。
この鯉のぼりの掲揚は、1989年に長房住民協議会の5周年記念事業として八王子市内はもちろん、全国から寄せられた鯉のぼりを揚げたことからスタートしたそうです。
例年なら、こどもの日を中心に、折り紙教室やそーらん踊り演舞、焼きそば・焼き鳥・たこ焼きなどの屋台、地場野菜・手芸品などのお店がが軒を連ね大勢の人で賑わいますが、それらの行事はありません。
鯉のぼりが一番たくさん揚がっている場所は、長房市民センター前の南浅川陵東橋付近です。
この付近は八重桜が今まさに満開を迎え、ソメイヨシノとはまた一味違うお花見を楽しめます。
南浅川の両側には遊歩道がありベンチなども数多く置かれ、町の人たちが花を植えたりゴミを拾ったり、手入れをいつもしてくださるおかげで清潔に快適に過ごせる場所となっています。
長房町の方々の川や町を大切に思う気持ちが伝わってくるような、大切にしたい場所です。
野うさぎが顔を出しそうな、八重桜の小径もあります。
シックな淡い黄緑色の桜も咲いていました。
陵東橋から少し下流に行くと、川原に降りられる階段も設置されているので、川面のすぐ近くまで行けますよ。
撮影したのは2022年4月16日の土曜日。ちょうど鯉のぼりがきれいに掲揚され終わった頃にうかがいました。
気温も天気も申し分なく、時折吹く風に泳ぐ鯉のぼりを見ていると自然に気持ちが明るくなるようです。
子どもが健康でたくましく育つよう昔から続く風習を、新しい形で繋いでいくのは素晴らしいですね。近くには陵南公園や東浅川交通公園などもあるので、お子さんやお孫さんと訪れるのにもぴったりです。
※鯉のぼりの掲揚は、4月17日(日)から5月5日(木・祝)まで実施します。
八王子市長房市民センター
東京都八王子市長房町506-2