一日のお詣りで千日分のご利益があるとされる「千日詣り」が『清水寺』で行われています。

国内外からのお客さまや参拝者で賑わう『清水寺』です。

『清水寺』は778年に延鎮上人が、音羽の滝の近くに草庵を結び、千手観音を祀ったのが始まりと言われています。

「千日詣り」は観音信仰の広まりとともに生まれた古くから伝わる風習。

秘仏の本尊である「十一面千手観音」につながる五色の綱を引っ張って開運、家内円満、などを祈願します。

私も幼い頃から、東山に伝わる伝統行事になるべく携わるようにしておりました。

お盆のこの時期に「清水寺」へ参拝すると、風鈴の涼しげな音で出迎えてもらえます。

千日詣りに合わせて、ふだんは入ることができない本堂の内々陣が特別公開されていて、大勢の参拝者が参拝。

また、８月１４日から１６日の特別夜間拝観では、午後6時半から9時までライトアップされた素晴らしい「清水寺」のお姿を拝見することができます。

この期間に、特別法要もありますので、お時間が合いましたらぜひ、ご法要にもご参加してみてください。

京都を護る四神の一柱である「青龍」を祀る「清水寺」です。

辰年である今年は特に、「清水寺」の法要に参加しながら観音様に御加護をいただきたく思います。