【京都市西京区】日本の着物を世界のドレスに! 自由な着こなしを提案 お洒落コンフィチュールも人気!
三ツ星ホテルとして知られるモクシー大阪本町で開催されたファッションショーで、ランウェイを歩くモデルさんたちの和様のドレスが輝きます。着物をリメイクするとこんなにも美しいのかと、これまで見たことがない素敵なドレスの数々に筆者も目を奪われました。しかしその後、「えっ噓でしょ」と叫んでしまう驚きの事実を知らされました。「このドレス一切縫製しないでそのまま着物を使っているんですよ」と。
Kimono Freestyle デザイナーとして、また、TVCMや数々のコンテストやファッションショー、イベントで女優やアーティスト、モデルのスタイリング、アートデザインなどをプロデュースしてきたRey Aoi さんを、2022年12月11日に取材させていただいた時のことです。待ち合わせ場所に現れたRey Aoi さんは、さすがにご自身もモデルさんだけあって、スタイル抜群です。京都市西京区に在住しているのだそう。見せていただいた動画には、着物や帯をそのままモデルさんにドレスとして着付ける様子も。まるでマジックショーのようです。
京都の老舗呉服屋の長女として生まれたRey Aoi さんこと彩葵麗禾さんですが、若者の着物離れなど、時代の流れの中で業界が下火になっていきます。会社員を経て、26歳の頃、創作料理屋を開店しました。しかし、6年前に体を壊してやむなく閉店。それでも、シングルマザーとして2人の子供を育て上げなければと頑張る日々でした。
そんなとき、生まれた時から着物に対する思いれの強いReyさんは、「呉服業界の活性化のためにも、若い人に着物を来てもらいたい、もっと普通に着替えるように気軽に楽しめないか」と着方を工夫したらドレスになり、ほどいたら元の着物になる、新しい使い方を考案します。
大阪の呉服業界とタイアップしたファッションショーでは、パリコレデザイナーの先生もびっくり。京都の業界でも注目を集めだしています。協力する業界関係者も増える一方で、古い体質の着物関係者からは、「伝統をそのまま守るべき、着物に対する冒とくや」とのバッシングも受けるのだそう。Reyさんは、「伝統の良いところは、守りながら、しかし、新しい文化として発展させていきたい」と意気込みを語ってくださいました。
他にも、ボディジュエリーアーティスト、トータルビューティー&ヘアメイククリエイター、confiture Nutty's 京都コンフィチュール専門店経営と多方面で活躍するReyさんが、5年間かけて開発したコンフィチュールも好評です。洋酒でフルーツを水を使わず、元々の素材を損なわずに炊いたコンフィチュールは、「糖度も低くヘルシーで、フルーツそのままのごろごろとした食感で長期保存できるし、忙しい朝などでも、そのまま開けて食べられる」と大人女子にも評判です。
元々、子どもたちに作ったジャムが「これ、おいしいから売ったら」で始まったコンフィチュールですが、最近では、伊勢丹や阪急などからのオファーも来るようになりました。食品コーナーではなく、「キラキラ女性を輝かせるイメージがある」と、宝石やドレスなどの装飾雑貨コーナーへ展示され、ファッション小物系扱いされているのだそう。
Rey Aoi をプロデユースしてきた「M&R entertainment」の向井龍彦さんとともに、ユニット「Va couple」として、深夜のテレビ番組やイベントで歌手としての顔も持つRey さんの今後の活躍が楽しみですね!
Kimono Freestyle デザイナー、confiture Nutty's「Rey Aoi」(外部リンク)京都市西京区大枝東長町1₋42₋105