【市川市】徳川家康と市川市 家康八幡様を崇敬する~八幡 葛飾八幡宮~
鎌倉殿から徳川家康にバトンタッチされる歴史ドラマ。江戸を中心に関東一円の大規模なインフラ整備や開発を行った家康。市川市にも縁の深い場所が存在します。
まずは「葛飾八幡宮」。平安時代、9世紀に創建。下総の国の総鎮守として、初詣や七五三など市川市民には「はちまんさま」と親しまれ、欠かせない存在。
境内には樹齢1200年ともいわれる国指定天然記念物「千本公孫樹」があり県内屈指のパワースポットとしても知られています。
参道にもイチョウ並木があり、千本公孫樹よりも早く紅葉していてすでに鮮やかに黄色く色づいています。
八幡宮の鳥居のわきには御由緒書があります。よく読んでいくと「平将門」の献幣、「源頼朝」の改築、「太田道灌」の修復。そして「徳川家康」の神領御朱印地五十二石の寄進とあります。古くから関東エリアを統べ、切り開いてきた歴史上のそうそうたる面々が列記されていることに驚きます。
鎌倉殿「源頼朝」に至っては戦勝と武運長久を祈願したとされていて、頼朝の馬が前足をかけて蹄のあとをのこしたとされる「駒どめの石」があります。
さらに八幡宮の境内には、多くの社があり、なかでも「厳島社」は必勝のご利益が。また「江戸城 旧石垣刻印石」もあって深いかかわりを感じることができます。
家康も源氏を名のる以上、この葛飾八幡宮は、頼朝由来の武運をいただいた場所として大いに崇敬していたことでしょう。
【葛飾八幡宮】
住所:市川市八幡4-2-1