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【南アルプス市】市内にはちょっと気になる神社がまだまだ沢山〜落合地区周辺の神社を巡ってきました〜

おがわひでいち地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市など)

地図を眺めていると、思った以上に神社の表記が沢山あることに気が付きます。それだけ人々の生活に根ざしていると言うことなのでしょう。山裾や山中にあったり規模も小さかったりと、多くの人々には縁の無い神社であっても地元や関わる人々にとっては大事な神様なのだと思います。と言うことで、今回も時間がある時にまとめて神社巡りをしてきました。

山裾の鉄塔の下にちょこんと見えます。周囲は畑
山裾の鉄塔の下にちょこんと見えます。周囲は畑

先ずは、塚原山ノ田地区の「熊野神社」です。地図上では「稲荷神社」と記載されていますが、山梨県神社庁のHPでは「熊野神社」と記載されています。さらに解説には「御崎神社」と合祀とあって、実際のところ何なんでしょう?って頭が混乱します。

一番大きな鳥居。左右にも鳥居があって、別々に祀られているようです。どれがどの神様か?

随神門。

拝殿。鈴もお賽銭箱もありません。垂れ幕の柄は八咫烏でしょうか?

向かって右側の社。

向かって左側の社。やはり地元の方に聞いてみないと何も分かりませんね。

次に訪れたのは、落合地区の「御崎社」です。果樹地帯の一角にポツンと存在。

鳥居は比較的近年に建てられた感じ。

拝殿。勧請不詳であるが文政8年に神殿建立と棟札があるとのこと。また、新羅三郎義光が当地方巡幸された際に当社へ立寄り、境内にて五穀豊饒悪魔退散のため弓を射たと言われているそうです。

以前は、10月15日の例祭日に神楽殿で神楽が奉納されていたそうですが、現在はどうなっているのでしょうか?神楽殿は簡素ながら鉄骨で作り直されているようです。

次に訪れたのが、同じく落合地区の「今村天満宮」です。こちらも果樹地帯にポツンと存在する小さな神社です。

境内は至って簡素。コンクリート敷きにこれまた簡素な鳥居と拝殿。天満宮なので御祭神は天神様(菅原道真公)ですね。ただ、神社庁のHPに記載が無いので詳細は不明です。

何故、この場所にこの感じで天満宮なのでしょう?

元々は石祠があった所に後に社殿を設けたと言うことでしょうか。

最後は今村天満宮から少し離れた同地区の「八王子社」です。

立派な鳥居。傍の石碑に「創建千五百年 八王子社」とあります。神社で創建年数を前面に出している所って初めて見ました。こうして見ると参道は結構距離があります。

随神門。

拝殿。柱が赤く塗られて鳥居のように見えます。これもまた珍しい?

当社は武田家、徳川家から崇敬を受けていたそうです。

本殿も彩鮮やかで立派なものでした
本殿も彩鮮やかで立派なものでした

前回(前回記事はコチラ)と同じく、今回も南アルプス市内の気になった神社を巡ってきました。小さくて地味ながら地元に人に大切に祀られている所や、立派だけど詳細不明な所もあってなかなか面白い経験でした。南アルプス市内だけでなく、各地にまだまだ気になる神社が沢山ありますので、来年もまた時間を見て色々と巡ってみたいと思います。

【熊野神社(旧村社)】

鎮座地:南アルプス市塚原山ノ田1403

御祭神:伊邪那美命

問合せ:山梨県神社庁 TEL 055-288-0003 FAX 055-288-0005
     mail : info@yamanashi-jinjacho.or.jp

山梨県神社庁HP

【御崎社】

鎮座地:南アルプス市落合2351

御祭神:倉稲魂命

問合せ:山梨県神社庁 TEL 055-288-0003 FAX 055-288-0005
     mail : info@yamanashi-jinjacho.or.jp

山梨県神社庁HP

【今村天満宮】

鎮座地:南アルプス市落合

※山梨県神社庁HPに記載が無いので詳細不明

【八王子社】

鎮座地:南アルプス市落合1092

御祭神:五男三女神

問合せ:山梨県神社庁 TEL 055-288-0003 FAX 055-288-0005
     mail : info@yamanashi-jinjacho.or.jp

山梨県神社庁HP

地域情報発信ライター/写真家(南アルプス市など)

本業の傍ら写真家としても活動しています。南アルプス市を中心に、北杜市、韮崎市、西八代郡(市川三郷町)、南巨摩郡(富士川町、早川町、身延町、南部町)を担当しています。地元の皆さんが「出かけたい」「誇りに思う」と言えるような、また他の地域の人からも注目してもらえる記事をお届けできるように頑張ります。

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