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脱いだ靴はどこに置くのが正解?意外と知らない訪問先での玄関マナー

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

訪問先の玄関で、靴の脱ぎ方に迷うことはありませんか?

お家訪問の他、靴を脱いでスリッパに履きかえる病院やサロンもありますね。
靴箱があればいいけれど、脱いだ靴をどこに置けばいいのか、悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、訪問先での靴の脱ぎ方など、玄関でのマナーについてご紹介します。

こんなことをしていませんか?ありがちな靴の脱ぎ方

後ろ向きに脱ぐのはNG

訪問先の家にあがるとき、くるりと室内に背中を向け、後ろ向きに靴を脱ぐ人が多いのですが、これはお勧めできません。

お尻を突き出して、もぞもぞと動く姿は、スマートではないですよね。

挨拶をしたら、そのまま正面を向いて家に上がります。その後改めて、身体の向きを変えて靴を揃えます。

靴の向きは、履き口が手前になるようにします。

このとき、完全に後ろをむくよりも、身体を斜めにするとスマートです。

出迎えてくれた家の人に、お尻をむけないようにするためです。

脱いだ靴はどこに置く?

玄関の「上座・下座」とは

玄関にも「上座・下座」という考え方があります。

上座・下座の見極めは、以下を目安にしてください。

【上座】

・玄関の中央

・入り口から遠い位置

【下座】

・靴箱の近く(ただし、靴箱の上を飾り棚にしている場合は、靴箱から遠い位置)

・入り口から近い位置(何足かある場合)

「中央はNG・靴箱の近く」が基本

では、訪問先では、どこに置くのか。

基本的には「中央はNG・靴箱の近く」と覚えておくといいでしょう。

ただし、靴箱の上を飾り棚にしている場合は、靴箱の無い、壁側に置きます。

見極めは「きれいな装飾があるから、自分の靴を近づけないほうがいいな」という感覚でいれば、間違いないでしょう。

あまりにも、上座・下座を意識しすぎてしまうと、余計におかしな動きをしてしまいがち。感覚で覚えておくのがお勧めです。

お借りしたスリッパは

スリッパを脱ぐときは、玄関のほうを向いて脱ぎます。

靴に履き替えたら、室内のほうに向き、スリッパの履き口が手前にくるように揃えます。

このときも中央ではなく、靴箱側や壁側など、隅に置くといいでしょう。

ドア越しに、もう一度挨拶を

玄関を出たら、そのまま去るのではなく、室内に顔を向け、ドア越しにもう一度挨拶をしましょう。

「ありがとうございました。失礼いたします。」などの言葉を添えて、静かにドアを閉めます。

以上、訪問先での玄関マナーについて、お伝えしました。基本は抑えつつ、状況に合わせてみてくださいね。

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マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせたプログラムにより、ビジネスマナー研修・接遇マナー研修・コミュニケーション研修棟を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

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