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開幕直前にトレードの2投手が好投/オープン戦4試合が黄砂の影響などで中止に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
独特のフォームで投げる左腕のハム・ドクチュ(写真:LGツインズ)

29日の韓国KBOリーグのオープン戦は4試合が中止となり、1試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場で行われたLGツインズとSSGランダーズの対戦は2-1でLGが勝利。LGは25日にトゥサンとの2対2のトレードで獲得した2投手が登板しました。

先発マウンドに上がった左腕のハム・ドクチュ投手は1回表、SSG打線から三者連続の見逃し三振を奪ってスタート。3回を投げて被安打3、無失点、4三振の好投を見せました。

また同じくトゥサンから移籍のチェ・ジソン投手は5回に3番手として登板し、1イニングを打者3人で抑えています。

◆「4球場で黄砂などで中止に」

この日の韓国は各地で黄砂や粒子状物質(PM)、微小粒子状物質(PM2.5)に関する警報や注意報が出たことで、テジョン、テグ、クァンジュ、プサンの4球場で試合が中止となりました。

KBOリーグでは気象に関する警報以上が発令された場合、試合の中止について決定しますが、その項目には強風、猛暑、濃霧、大気汚染物質、黄砂があります。

無観客で行われているオープン戦は、あす30日が最終日です。

黄砂による試合中止を伝える、テグサムスンライオンズパークの大型ビジョン(写真:サムスンライオンズ)
黄砂による試合中止を伝える、テグサムスンライオンズパークの大型ビジョン(写真:サムスンライオンズ)

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

サムスンライオンズとの対戦は黄砂の影響で中止となりました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が1試合の結果です。

◇3月29日(月)のオープン戦の結果

・LG 2 - 1 SSG(チャムシル)

・ハンファ 中 止 キウム(テジョン)

・サムスン 中 止 トゥサン(テグ)

・KIA 中 止 KT(クァンジュ)

・ロッテ 中 止 NC(プサン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球オープン戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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