天下の石垣崩壊…復旧工事が延期になった丸亀城の魅力や城主について紹介
日本一の石垣を誇る香川県の名城「丸亀城」は、2018年に発生した西日本集中豪雨による影響で石垣の一部が欠損してしまいました。
現在も石垣の復旧工事は続いており、その途中で当初の想定を超える被害状況が判明。2023年2月に工期が見直され、完全復旧予定が2027年度末になることが告知されました。
しばらくの期間、天下の石垣を楽しむことは難しそうです。しかし、丸亀城の魅力は石垣だけではりません。
ということで、今回は香川県を代表する名城「丸亀城」について紹介します。
現存12天守
日本100名城として知られる丸亀城は、日本一の高さを誇る通称「天下の石垣」を持つことでも有名です。
また、その石垣の上に鎮座する天守「丸亀城」は、江戸時代からの姿を維持した城のひとつとして「現存12天守」に数えられる貴重な城でもあります。
築城から400年が経過した現在も、白く美しい城壁は現存。自然と調和した独自の様式美を楽しめます。
城主・生駒親正
丸亀城を築城した城主・生駒親正は、織田信長に仕えた武将です。
織田信長が生前に最も追い詰められたという「金ヶ崎の戦い」において、羽柴秀吉が率いた「5人勇士」のひとりとして戦場で活躍しました。
ちなみに「金ヶ崎の戦い」の戦いは、ドラマや映画化で話題をよんだ「信長協奏曲」にも登場した名場面。友情関係にあった浅井長政と織田信長の二人が、当主という立場上から対立してしまう悲しい物語として描かれています。
丸亀城のエピソード
今回は、みどころ満載の丸亀城について紹介しました。
丸亀城や城主、その周りの人物についても理解を深めることで、さらに魅力を感じられるかもしれません。
今回紹介したほかにも、丸亀城には築城の際に捧げられた生贄「人柱」に関する伝説なども存在します。詳細が気になった方は、コチラの過去記事をご覧ください。
そして、ぜひ足を運んでみてくださいね。