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現在は独立リーガー、元ロッテ、阪神の高野がソフトバンク三軍戦で快投!152キロ直球を軸に3者連続三振

田尻耕太郎スポーツライター
アストロブレーブスの高野

 10月4日、福岡ソフトバンクホークス三軍はタマホームスタジアム筑後で、アストロブレーブス(ルートインBCリーグ/茨城アストロプラネッツと栃木ゴールデンブレーブスの混合チーム)と交流戦を行った。

 この対戦は7月に茨城県常陸大宮市と栃木県小山市で行われ、アストロブレーブスの2連勝だった。

【10月4日 交流試合 タマスタ筑後】

アストロブレーブス `101000000 2

ソフトバンク    `200000000 2

<バッテリー>

【ア】二宮、高橋国、大宅、渡辺、高野――佐久田、叺田

【ソ】大城、瀧本、佐藤琢、中道、岡本――九鬼

<本塁打>

なし

<スタメン>

【ア】4上田 9若松 8内山 D叺田 7土田 5葭葉 2佐久田 3野中 6鳥居

【H】8川村 6藤野 9笹川 2九鬼 D石塚 4小林 5伊藤 3三代 7シモン

<戦評>

 試合は引き分けた。一回表にアストロブレーブスが若松、内山の連続二塁打で先制。

 だが、一回裏にソフトバンクが逆転した。川村が二安打で出塁。すかさず盗塁を決めて、藤野の遊ゴロでノーアウト一、三塁として笹川の内野ゴロ(一失策)の間に同点。その後、笹川が二盗を決めた際に捕手からの送球が悪送球となって三走・藤野がホームに生還して2-1とした。

ソフトバンク・川村は2安打2盗塁
ソフトバンク・川村は2安打2盗塁

 アストロブレーブスは三回1アウト三塁から内山の内野ゴロの間に2-2の同点。中盤以降は両チームの投手陣が粘って、スコアが動かないまま試合終了となった。

 この対戦は5、6日もタマスタ筑後で行われる。

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150キロ超コンビで若鷹封じ!

 アストロブレーブスのリリーフ2投手が150キロ台のストレートを連発した。

八回裏に登板した渡辺明貴投手(茨城)は最速151キロを計測。先頭の三代に150キロ直球を中前打されたが、後続をしっかり打ちとった。渡辺はリーグ公式戦ではチーム最多の45試合に登板して2勝4敗2セーブ、防御率4.01をマークしていた。

アストロブレーブスの渡辺
アストロブレーブスの渡辺

 九回裏には高野圭佑投手(栃木)がマウンドへ。こちらは最速152キロをマークした直球を軸にフォークを勝負球にして笹川、九鬼、石塚から3者連続三振を奪った。高野はかつて千葉ロッテマリーンズと阪神タイガースでプレー。NPB通算45試合に投げて2勝を挙げている。昨年は台湾プロ野球の中信兄弟に所属。今季は栃木ゴールデンブレーブスでプレーし、リーグ公式戦ではチーム最多の44試合に登板して1勝1敗12セーブ、防御率2.49をマークした。

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元鷹ドラ1の巽、5日にも筑後で登板へ

アストロブレーブスの巽真悟投手兼任コーチ
アストロブレーブスの巽真悟投手兼任コーチ

 元鷹戦士がアストロブレーブスの一員として筑後遠征に参加している。

 2008年ドラフト1位の巽真悟氏。8年間ソフトバンクでプレーし、通算24試合登板で1勝。2016年オフに退団して、一時は会社員をしていたが、2019年に栃木ゴールデンブレーブスの投手コーチに就任。2021年は社会人野球参入を目指して設立された「Nbuy硬式野球部」で兼任コーチとして現役に復帰。そして今季から茨城で投手兼投手コーチになった。今季、茨城では28試合に登板して4勝1敗、防御率4.46の成績を残していた。

 巽本人に取材したところ、5日のソフトバンク三軍戦に登板する可能性があるという。

※写真はすべて筆者撮影

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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