Yahoo!ニュース

南海トラフ巨大地震や大規模災害に備えてダウンロードするべき防災に役立つアプリ #専門家のまとめ

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
(写真:アフロ)

南海トラフ地震臨時情報が発表されたことを受けて(8月15日で呼びかけは終了)、多くの人が大規模災害に備えるようになっています。

そこで今回は、そうした地震や災害時の対策に使えるアプリをご紹介します。

ココがポイント

▼利用者の現在地や登録地点に基づいて、地震・津波・噴火・特別警報の速報を配信してくれるアプリ『特務機関NERV防災』

特務機関NERV防災アプリ(ゲヒルン株式会社)

▼災害警報に連動して自動で家族の位置情報を共有できるアプリ『ココダヨ』。安否確認も可。異なるOS間で利用できるのがメリット

【ココダヨ】安否確認と見守りに、位置情報共有・防災速報アプリ(株式会社ゼネテック)

▼あらかじめ地図データをダウンロードしておくことで、インターネットが使えない状態でも周囲の地図を確認できる『Googleマップ』

ダウンロードしたエリアをオフラインで見る(Android - マップ ヘルプ)

▼スマホでラジオが聴けるアプリ『radiko(ラジコ)』。音声だけなので、動画でニュースを見るよりもバッテリーが長持ちする

防災ラジコ ファクトブック(radiko.jp)

エキスパートの補足・見解

今回はiPhone、Androidの両方で利用できる防災に役立つアプリを取り上げました。

『ココダヨ』のみ最初の30日間だけ無料でその後は月額料金(180円~580円)がかかる有料アプリのため、家族が持っているスマホがiPhoneやAndroidで統一できている場合は、iPhoneは『探す』、Androidは『ファミリーリンク』か『Googleマップ』の「リアルタイムの現在地を共有」を使うと無料で位置情報の共有ができます。

紹介した以外のアプリだと、LINEヤフーが提供している『Yahoo!防災速報』も災害の速報に対応しています。また、各自治体が提供している防災アプリもあらかじめダウンロードしておくと、日頃から災害に備える準備に役立ちます(これは種類が多すぎるので、それぞれの自治体名で探してみてください)。

スマホはバッテリーが切れたり、インターネットに接続できない or 不安定な状態だと役立ちませんが、それでも備えていれば様々な場面で役に立つことがあります。

アプリをインストールして設定するだけですので、何も災害対策をしていないという人はぜひこの機会にダウンロードしてみてください。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

篠原修司の最近の記事