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とろ〜りチーズを絡めて 新じゃがハッセルバックポテト

岸田夕子料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

収穫後すぐに市場に出回る春のじゃがいも、いわゆる「新じゃが」は、皮が薄く、実に水分がたっぷり含まれているのが特徴です。

数年前に流行ったハッセルバックポテトは皮ごと調理するのが定番の料理です。
新じゃがで作るハッセルバックポテトは、通常のじゃがいもで作るものに比べ、皮が薄いことの他にも、実に新鮮さがあるため、ホクホクというよりはシャキッとした食感に焼き上がります。
ホクホク好きか、シャキシャキ好きか論争が起こりそうではありますが(笑)この時期にしか食べられない、ハッセルバック新じゃがを作ってみていただければ嬉しいです。

新じゃがでガーリックハッセルバックポテト 〜チーズを絡めて〜

【材料】1〜2人分

  • 新じゃが 2個
  • にんにく 2〜3片
  • ピンクペッパー 適量
  • オリーブオイル 大さじ2
  • ハーブソルト 小さじ1/4弱
  • 粗挽き黒こしょう 適量
  • ピザ用シュレッドチーズ 60g

【作り方】

(1) じゃがいもはきれいに水洗いする。まな板の上に菜箸(または割り箸)を並べた上にのせ、端から2〜3mmの厚みになるよう、菜箸にナイフが当たるまで切り込みを入れる。(端の部分は菜箸の高さまでナイフを入れると切り落としてしまうことがあるので要注意)

(2) 切り込みを入れた全ての面を水洗いする。これをしないと焼成時にくっつきやすくなります。

(3) にんにくを薄切りにし、じゃがいもの切れ目ごとに1枚差し込む。

(4) ピンクペッパーをところどころに入れる。(ピンクペッパーがなければ省略可)

(5) 6 1/2スキレット またはオーブン使用可能な耐熱容器に4をのせ、じゃがいもの切れ目に入るようにオリーブオイルを回しかけてオーブンの天板にのせる。200度に予熱したオーブンで25分焼く。

(6) オーブンから取り出してじゃがいもを片側に寄せ、上からハーブソルトをふり、スキレットの空いた部分にシュレッドチーズをのせる。再びオーブンに戻し、チーズが溶けるまで5分ほど焼く。

好みで焼き上がったハッセルバックポテトの上にオリーブオイルを垂らしてくださいね。ツヤが出ます。
とろけたチーズをたっぷり絡めてお召し上がりください。

おまけ

上の写真は、数日前に娘たちが帰省した時に作ったもの。ピザ用チーズの代わりにカマンベールチーズを中央において、9インチスキレットで焼いたものです。
カマンベールチーズは外側の硬い部分はとけないので上の部分に切れ目を入れ、チーズフォンデュの形でいただきます。
ただカマンベールの中には、まれに熱でとろけないものもあるので、せっかくうまく焼き上がってもチーズを絡めることができない場合もありますのでご注意を。
材料部分をみても違いがないので、製造工程の違いによるものかと思われます。今回の写真のものも、残念ながらとろけてはくれませんでした・・・
でも!旬の新じゃがで作るハッセルバックが、そのままでも十分おいしかったと見え、娘たちも喜んでくれました。

春野菜を使ったお料理、まだまだ楽しめそうですね。またお気に入りレシピを紹介致します*

レシピ・文 料理研究家 岸田夕子
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料理研究家/JSA認定サケ・エキスパート

2010年春にアメリカシカゴより帰国後まもなく料理研究家として始動しました。16年間暮らしていたシカゴでの経験を反映した料理が得意です。出版料理レシピ本9冊を始め、雑誌やWEBマガジン、食品や調理器具メーカーのレシピ考案、テレビ出演、料理イベント登壇などが主な実績です。また「大葉にんにく醤油」「はちみつ味噌」「ジャーサラダ」「スキレット」などのトレンドを仕掛けてきました。今後も、寄る年波に負けず新しい食のトレンドを探したいと思っています。

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