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【住居侵入事件】度重なる不法侵入に疲弊した少年が、父の発言に思わず怒声を上げそうになったワケとは?

前回までのあらすじ

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罪悪感に押しつぶされそうになりながらも、なんとかネズミの処理に成功し安堵した俺。ところがその翌日、またもやネズミが現れて…

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最初から読みたいぞ!という方はコチラの第一話からどうぞ!

この続きが読みたいぞ!という方はコチラの第七話へどうぞ!

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こんにちは、ニシムラマコジです。前回ネズミの処理に成功するも、翌日またもやネズミが出現し、衝撃を受けた僕。さすがネズミ算という言葉があるほどの繁殖力の持ち主だ、と感心するほど、その後何匹捕獲しても、奴らは一向に減る様子がなかったのです。その結果…

この日から、母親の叫び声が、僕の目覚まし代わりとなりました。毎朝毎朝、ネズミが捕獲される度に彼女は奇声をあげるのです。ある時はウギャー!であり、ある時はヒョエー!であり、ある時はウヒャオ!でした。そろそろ慣れてもいいだろう、と思うのですが、なにしろちょっと物を落としそうになっただけで、尋常ではない大袈裟な悲鳴を発する女性です。母親の叫びがトーンダウンすることはありませんでした。

こうして、怯えるばかりで何もできない母親に代わって、ネズミの処分を繰り返すうちに、気付いたら、僕が捕獲済みネズミの専属処理係になっていました。まったく嫌な係です。小学生の頃から、黒板係など、楽な係のみを選び生き抜いてきた僕にとって、初めて就任した辛い係でした。ネズミ付き粘着シートを畳み、ゴミ袋に入れる、ただそれだけではありますが、気持ちのいいものではありません。粘着シートを畳む時、毎回毎回ネズミがチュッと鳴くのも不気味で苦痛でした。勝手に住居に侵入してくる害獣から、我が家を守るためには必要な作業ではありましたが、なんとも恐ろしく、全く慣れることはなかったのです。

こうして…地獄の生活がしばらく続きました。捕らえても捕らえても現れるネズミの恐怖に、我が家はもはや崩壊寸前でした。中学生の僕にとってヤングネズミ処分ラーとしての活動は負担が大きく、身も心も次第に追い詰められていったのです。すると…そんな時でした。ようやくウチの父親がその重い腰をあげたのです!

仕方ねえ…知り合いの業者に頼もう!

はあ!?驚きました。そんな知り合いがいるならもっと早く言えよ!思わずそう言いたくなりました。でも…これでネズミ地獄から逃れられる、という喜びの方が勝りました。どうやら業者にネズミが侵入してくる穴を突き止めてもらい、そこを塞いでもらおうという計画のようです。僕は穴が見つかることを願い、神に成功を祈りました。

こうして早速知り合いの業者に頼み、我が家の穴探しが始まったのですが…果たして我が家はどうなるのでしょうか!?気になる続きは、こちらの第七話へどうぞ!

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■現在や過去に起こった出来事を必死に思い出して発表しています。

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ギャグ漫画家ニシムラマコジです!子育て漫画の他、エッセイ漫画や4コマ漫画等、様々なジャンルの漫画を公開中!公式サイト「ニシムラマコジの栄冠はバカに輝く」では、フォアミセス(秋田書店)にて連載していた「おとーちゃんはへこたれまくり」の電子書籍の販売や、変な漫画の無料公開、LINEスタンプの販売等、色々やってます!見てね!

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