人生に悩んでいる人へ。老子の名言「最高の戦士は決して…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回は老子の名言をご紹介します。老子(紀元前6世紀頃)は古代中国の思想家で、道教の創始者として有名です。
今回は人生に悩んでいる人に届けたい老子の名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人生に悩んでいる人へ。老子の名言「最高の戦士は決して…」英語&和訳(偉人の言葉)
「最高の戦士は決して怒らない」
老子(古代中国の思想家)
腹が立ったとき、相手のためではなく自分のために相手を許す。
南海(現ソフトバンク)などで名捕手として活躍した野村克也さんは現役時代「ささやきの野村」と呼ばれていたそうなのですね。相手選手がバッターボックスに入ると、キャッチャーマスク越しにその選手がドキッとするようなことをささやいていたと。
「私が飲み屋や夜の街に繰り出した際には、そういった他球団の選手たちの情報収集に余念がなかった。あの選手がどこのお店のお姉ちゃんに入れあげているとか、誰と恋仲だとか、そういった噂話を耳に入れておく。そこで仕入れた情報を次に対戦するときにポロっとささやく。相手は不意を突かれて驚き、集中力を切らす。積極性もそがれて凡退だ」。
野球だけではありませんよね。日常生活でもイライラしたり動揺したり、平常心を失えば自分の力が100%発揮できなくなる。それは仕事に影響する。人間関係に影響する。
自分のために相手を許す
怒りを感じているとき、集中できませんよね。頭に血が上っているとき、読書ができるか。数学の問題が解けるか。いいアイデアが浮かぶか。
怒りを感じているとき、考えることができないのですよね。考えるためには冷静でなければならない。
怒りを感じているときというのはその人のことが大嫌いなときですよね。「お前ふざけんなよ」と思っているとき。その時、相手を許す。相手のために何かをする。それは難しいですよね。そうではなく、自分のために怒りを捨てる。
怒りを感じるということはその大嫌いな人のために時間を無駄にするということなのだと。どれだけ腹を立ててもどれだけ恨んでも相手は痛くもかゆくもない。ただ、その時間自分の思考が奪われるだけ。自分が不幸になるだけ。
相手のために怒りを捨てるのではない、自分のために怒りを捨てるのだと。大嫌いな人のために無駄にできる時間は1秒たりともない。自分の時間を無駄にしないために怒りを捨てる。
人生に悩んでいる人へ。「スポーツ」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回は老子の名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『老子の名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、老子の名言を15句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『スポーツ選手の名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、世界のトップアスリートたちの名言を33句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「スポーツ」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「完璧に到達するのは不可能だが、完璧を目指せば、優秀にはなれる」
ヴィンス・ロンバルディ(アメリカプロフットボール「NFL」の伝説的名コーチ)
「私は失敗は受け入れられます。失敗は誰にでもありますから。ただ、挑戦しないことは受け入れられません」
マイケル・ジョーダン(アメリカのプロバスケットボール選手)
「成功は偶然ではない。成功とは努力であり、忍耐であり、学習であり、勉強であり、犠牲であり、そして何よりも、取り組んでいること、学んでいることへの愛である」
ペレ(ブラジルの元サッカー選手)
お読みいただき、ありがとうございました!